94歳という年齢ながら現役で活動する渡辺恒雄・読売新聞グループ代表取締役主筆が、日本の軍国主義を強く批判し、日本社会で話題になっている。 ■世界報道自由度ランキング韓国42位、米国45位、日本は? ■1時間超の反戦メッセージ NHKは9日、日本の太平洋戦争敗戦75周年を前に『NHKスペシャル-渡辺恒雄 戦争と政治~戦後日本の自画像~』を放送した。3月に放送されたNHKのドキュメンタリー『独占告白 ~戦後政治はこうして作られた 昭和編』の後編に当たるものだ。 渡辺主筆は1時間15分にわたるインタビューで、太平洋戦争で300万人以上の日本人が死亡したことに関連し「日本の軍国主義者たちの責任を問わずに良い政治ができるわけがない」と指摘した。1945年の敗戦以降に軍国主義者たちに対する厳格な処罰があるべきだと主張したのだ。 渡辺氏は読売新聞が2005年から1年間「検証 戦争責任」と題する企画を連載