徴用工解決策、韓国調査で過半数が反対 米会議所は財団に寄付 2023年03月10日17時15分 元徴用工問題の解決策を発表する韓国の朴振外相=6日、ソウル(ロイター時事) 【ソウル時事】韓国のKBSテレビが10日報じた世論調査で、韓国政府が発表した元徴用工問題の解決策について「評価する」は39.8%にとどまり、「評価しない」が53.1%だった。 韓国大統領、16、17日に来日 岸田首相と会談、「シャトル外交」再開調整 調査は解決策発表直後の7~8日に実施した。「解決策が未来志向の韓日関係にプラスになる」に46.1%が「同意する」と回答。「同意しない」が51.5%だった。 被告の日本企業の賠償を肩代わりする財団が求償権を行使することに「賛成」が72.5%に上った。韓国政府は被告企業に賠償を求める求償権について「行使を想定していない」と説明しているが、将来的に日韓間の火種になる可能性がある。
「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」であいさつする浜田靖一会長(中央)=2022年10月27日午後、国会内(石鍋圭撮影) 自民党で、選択的夫婦別姓の実現を求める動きがにわかに熱を帯びている。慎重派の代表格として目を光らせてきた安倍晋三元首相が死去したことに加え、家族や性のあり方などの多様性を尊重する潮流が背景にある。主要野党は夫婦別姓の導入を目指す立場で、自民の大勢が容認に傾けば一気に現実味が増す可能性もある。 自民の有志議員でつくる「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」(会長・浜田靖一防衛相)の総会が9日、国会内で開かれ、野田聖子元総務相や岩屋毅元防衛相、小渕優子党組織運動本部長ら約20人の議員が出席した。 講師を務めた早稲田大の棚村政行教授が「自分らしく堂々と生きられることはとても大事だ。政治の力は大きい」と制度導入を訴えると、出席議員から拍手が起きた。議連は党内議論
いわゆる徴用工訴訟問題の解決策を巡り記者団に答える岸田文雄首相=3月6日午後、首相官邸(矢島康弘撮影)韓国政府が6日、いわゆる徴用工訴訟問題の解決策を発表し、日韓関係の正常化に向けて大きな節目となった。被告となった日本企業の賠償金を韓国財団が支払うことを軸とするが、見方によっては、韓国財団が日本企業の「債務」を引き継ぐようにもみえる。解決策には財団が日本に債務支払いを求める権利「求償権」の放棄は盛り込まれなかった。韓国で政権交代が起きた場合、問題が蒸し返されるリスクを残したといえる。 「今回の韓国政府の措置は、日韓関係を健全な関係に戻すためのものとして評価している」 岸田文雄首相は6日、官邸で記者団にこう強調。韓国がこだわる歴史認識に関しては、「1998年10月に発表された日韓共同宣言を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」と語った。
岸田文雄首相は16日に訪日する韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領といわゆる徴用工訴訟問題の解決策に向け会談する。首相には外相時代の2015年に慰安婦問題の「不可逆的な解決」を確認した日韓合意を韓国政府にほごにされた苦い記憶があり、徴用工を巡っては外務省に慎重に交渉を行うよう繰り返し指示を出してきた。ただ、解決策には韓国側が日本に債務支払いを求める権利「求償権」の放棄は盛り込まれず、将来的に蒸し返されるリスクは消えていない。 2月下旬、韓国・ソウルの空港に、秘密裏に東京をたった日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長が到着した。船越氏は徴用工訴訟問題の日韓協議の担当だ。 人目を避けるため、空港の一室で韓国側担当者に会った。「いいかげんな内容で合意するわけにはいかない」。船越氏には新たな謝罪の発出など譲歩はしないとの首相の考えが託されていた。 この数日前の2月21日、首相は韓国の朴振(パク・チ
GSOMIA正常化へ 輸出規制解除と合わせ―韓国 2023年03月10日07時08分 閣議に臨む韓国の尹錫悦大統領=7日、ソウル(EPA時事) 【ソウル時事】韓国政府は9日、日本政府による対韓輸出規制の解除に合わせ、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を正常化する方針を固めた。日韓、日米韓の安全保障協力の強化に向けて象徴的な意味合いがある。 麻生氏「徴用工解決策を評価」 自民各派から歓迎相次ぐ GSOMIAはもともと、一方が事前に破棄を通告しない限り毎年自動的に更新される仕組みだが、文在寅前政権は2019年7、8月に日本が行った対韓輸出規制措置に対抗して破棄を通告。日米韓の連携を重視する米国の強い反対で凍結した経緯がある。防衛当局間では今もGSOMIAに基づく北朝鮮のミサイル情報の交換などが行われているが、形の上ではいつでも破棄できる状態になっている。 韓国国防省報道官は9日の記者会
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