スペインのマンガ界が盛り上がっている。日本のマンガやアニメに触れて育った世代がそのスタイルを取り入れて作品を発表しており、国内出版社もスペイン発の作品を広めようと力を入れているという。 2003年12月には、国際交流などを目的に日本の外務省が主催している海外のマンガ作品を対象とした「日本国際漫画賞」で、スペイン人マンガ家が2人同時受賞。同国のメディアは「スペインのマンガが最高の瞬間を迎えている」と報じている。 欧州からの受賞者はこの2人のみ 外務省や同賞のウェブサイトによると、同賞は2007年に創設された。17回目となる2003年には82の国・地域から過去最多の587作品の応募があり、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、奨励賞1作品、入賞9作品が選ばれ、スペインからはアナ・オンシーナの『ただの友達』が優秀賞に輝き、アナ・クリスティーナ・サンチェスの『リンボ』が入賞した。
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