TL;DR 空のコレクションに allMatch() 的な判定をするとtrueになるぞ!気をつけろ! 背景 あるリストの全ての要素がとある条件を満たすどうかを返すメソッドがあり、 allMatch(何かしらの条件) した結果をbooleanとして返すという実装になっていた。このメソッドを利用しようとした時、ふと頭に疑問が湧いた。これって、リストが空だったら結果はどうなるんだっけ…? というわけでREPLを開いてちゃちゃっと確認してみたところ、結果はtrueであった。 # 空のリストに対して、「全ての要素が奇数である」という判定をしたら true になる…? jshell> List<Integer> list = List.of(); list ==> [] jshell> list.stream().allMatch(v -> v % 2 != 0); $3 ==> true 直感的には
こういうツイートが話題になっていた。 「配列のすべての要素が条件を満たすならtrueを返す」関数を定義するとき、空の配列を渡したらfalseを返すかtrueを返すかが、良いプログラマかどうかの一つの境目だ— ふみ (DJ Monad) (@fumieval) 2023年5月29日 つまりScalaで言うと次のようなコードが何になるか、というものである。 val xs = Seq.empty[Int] xs.forall(_ == 42) 結論から言うと、このような関数は常にtrueを返す。 なぜだろう?その理由をこれから説明する。 ちなみに他に以下のような意見があった: 仕様による 例外を投げるべき いずれもまぁありえなくはないが、やめておいたほうが良いと思う。もし仮にfalseを返すような仕様があった場合、それは数学から乖離しているのでいずれ仕様内部で矛盾する可能性が高いし*1、最終的に
これは、画像ファイル中のExif(Exchangeable image file format)情報などを取り出しているものだ。.NET Frameworkにも、こうした画像の情報を扱う機能があり、PowerShellから簡単にアクセスができる。ただし、Windowsは内部的には、Exifファイルを解析しているものの、すべての情報を出力することができない。それでも撮影日など主要な情報に関しては、取得することか可能だ。 画像ファイルのプロパティを取得 画像ファイルからプロパティ情報を取得するには、System.Drawing.Bitmapクラスを使う。PowerShellならそのままオブジェクトを作ればよく、Windows PowerShellならば、Add-Typeで「System.Drawing」アセンブリを読み込む。画像ファイルを指定してSystem.Drawing.Bitmapを作っ
セキュリティ本部 セキュリティ情報統括室に所属 システム開発者。2000年問題で「2038年問題は定年で対応しなくていい!」とフラグを...。 cats_dogs開発者のヒラマツです。 HTTPキャッシュをうまく使う技術、HTTPキャッシュ制御を解説します。 HTTPキャッシュは、WebアプリなどのWebサービスの通信を最適化する技術です。 HTTPのCache-Controlヘッダーの使い方の話でもあります。 HTTPキャッシュ制御と言っても、Cache-Controlヘッダーの設定だけなので、簡単そうに思えます。 しかし、正しく設定しようとすると、案外、複雑で苦労します。 また、理解なしに使うと、情報漏えいの問題を起こす可能性もあり、適当に設定するのは危険です。 ぜひ、この文章を読んで、理解した上で、Catch-Controlを設定してください。 cats_dogsの仕様を書くときに、
本記事は、先日開催されたKyoto.js 19のために用意したLT資料に加筆したものです。 kyotojs.connpass.com こんにちは、天城です。 最近はWebGLで動画編集アプリを開発しており、Webでの色の扱いについて日々苦しんでおります。 この記事では、僕が最近知った色関連の小ネタを共有します。 目次 話題1: mix-blend-modeにaddがない そもそもBlendingって何? Webでは基本的にsource-over compositingしか使われない Canvasではsource-over以外のCompositingが使える PDF Reference 一方その頃WebGLは…… 話題2: Display P3 CSS Color 4でDisplay P3が使えるようになった Display P3 CSS Color 4 CSS Color 4 で導入された
今回は少年漫画に登場する「悪の組織」を分析することを通して、組織デザインについて学んでいきたいと思います。以前、CULTIBASE Radioで配信し、noteにもまとめた「少年漫画から学ぶリーダーシップシリーズ」が大変好評だったので、その組織デザイン編も書いてみた次第です。 さて、多くの漫画において、「悪の組織」は最終的に主人公やそのチームの前に敗れ去ることになります。 もちろん、主人公たちが努力の末に大きく成長したことが、悪の組織を倒す原動力になっていることは間違いありません。しかしながら、要因はそれだけではないと思っています。 「悪の組織」敗北の要因として特に大きいのが、「組織デザインの失敗」だと僕は考えています。 そこで、この記事では『鬼滅の刃』『ダイの大冒険』『ドラゴンボール』という3つの名作漫画に登場する「悪の組織」の組織構造を紐解きながら、主人公たちに敗れることになってしまっ
連立方程式 \begin{cases} 2x -3y = 1 \\ x-y=0\end{cases} を行列で表すと, \begin{pmatrix}2 & -3 \\ 1 & -1 \end{pmatrix}\begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} 1 \\ 0 \end{pmatrix} と表せます。このときの \begin{pmatrix}2 & -3 \\ 1 & -1 \end{pmatrix} を「係数行列」といい,これと右辺を合体させた \begin{pmatrix}2 & -3 & 1\\ 1 & -1 & 0 \end{pmatrix} を「拡大係数行列」といいます。 これについて,一般的な定義と具体例を紹介します。 定義(係数行列・拡大係数行列) 連立一次方程式 \begin{cases} a_{11}
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く