東海道新幹線のダイヤが14日改定され、名古屋始発の東京行き「のぞみ」が初めて運行した。新幹線の乗客数はここ数カ月、不景気の影響で減少中。JR東海はこの朝、乗客増の期待を込めて出発式を開いた。 名古屋始発の「のぞみ298号」は午前6時36分に名古屋を発車し、東京に同8時20分に到着する。これまで、早朝の名古屋発東京行き「のぞみ」は午前6時50分発が最も早かったが、新大阪始発のため、特に休日明けに指定席が取りにくかったという。 出発式では、名前が「のぞみ」の女性社員3人が安全運行を誓い、松本正之社長らがくす玉を割った。 JR東海はこの日から、最新車両の「N700系」の車内でインターネットに接続できるサービスを始める。また、JR東海全駅の在来線ホームは全面禁煙とし、ホームの端に置かれていた灰皿をすべて撤去した。