ブックマーク / www.nakahara-lab.net (8)

  • 日本とアメリカの子どもたちの「思考スタイル」はいかに異なるのか?:渡辺雅子(著)「納得の構造」書評 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    アメリカの子どもたちの「思考スタイル」はいかに異なるのか? ・ ・ ・ この問いに挑んだ面白い研究に、昨日、僕は出会いました。 不勉強汗顔の至りですが、たまたま、渡辺雅子(2004)「納得の構造」(東洋館出版)を読む機会に恵まれたのです。専門外のわたくしがいうのは何ですが、素晴らしい研究です。知的興奮を与えてくださった著者にまずは、この場を借りて感謝をいたします。 書は、日アメリカなど、異なる国の子どもたちに「4コママンガ」を見せて、作文をしてもらう実証実験から、両国の思考スタイルを探究するです。 たとえば、「小学生のけんた君が、しょんぼりした一日を過ごした4コママンガ」を、様々な国々の子どもたちに見せて、この4コママンガに書いてあることを説明してみて、と指示をだす場面を想像してください。 当然ながら、両国の子どもたちがつくる「作文の質」には「思考スタイルの違い」がでます。こ

    日本とアメリカの子どもたちの「思考スタイル」はいかに異なるのか?:渡辺雅子(著)「納得の構造」書評 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
    kkbt2
    kkbt2 2018/10/04
    「くどくど説明するやり方(fs型といいます)をする子どもは、それぞれ一番多い」「因果律を明瞭に「結論」から述べていく作文は(bs型といいます)、アメリカの子どもたちの方が、統計的有意に多い」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「イノベーション人材!?」をめぐる「モノローグ委員会」!? : 「キンキンに尖った一匹狼」か「カリスマ漂うオラオラピーポー」か!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 かなり前のことになりますが、 「日には、イノベーション人材が足りてないんだ。だから、大学ではそういう人材を育てなくてはならない。企業も、そういう人材こそ採用するべきだ」 みたいな話題について、口角泡を飛ばしあい、ケンケンガクガクと意見をいう委員会に、やんごとない事情があり参加せざるを得なかったときがあります。もうかなり前のことです。会の冒頭では、「ぜひ皆さんにケンケンガクガク議論してください」と委員会の代表者の方から、ご指示がありました。 僕は、この手の「口角泡談義の支配する委員会」に「めっぽう弱い」ので、そこは「見識のある方」にお任せして、早々に、お暇することばかり、当初、考えておりました。 しかし、どこにでも

    kkbt2
    kkbt2 2014/04/16
    「これから求められる人は「イノベーティブな人材」ではありません。「この人が加わるとイノベーティブなグループになる」という人が欲しいのです。(多くの組織では)集団で、ものをつくっている」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 一歩踏み出すときはピボットターン理論!? : どんな仕事をしていいか悩むとき、キャリアで迷ったとき、転職を考えるとき

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 思い切り「わたしの人生論」で恐縮なのですが、僕は「人生ピボットターン理論」という「なんちゃって持論」を、ひそかに、唱えています。 「将来、何をしていいかわからないんですぅ」 「どんな仕事についていいか、わかんないですけんのー」 といったような就職活動手前の学生さんが、今仮にいたとして、万が一人生最大の過ちを犯し(笑い)、「他人の話を聞けない星人」で生まれた、この僕に(笑)、人生相談なんかをしはじめちゃったとして、もし僕が、彼/彼女に語りうることがあるのだとしたら、それはひと言。 「人生の選択とはピボットターンです」(笑)。 ごめん、それしかないんだ。 ▼ 「ピボットターン」とは「片方の足を「軸足」として動かさないで

    kkbt2
    kkbt2 2012/07/11
    「イベントなんかのノウハウなんか、全然今まで必要としなかったんだけど、これから必要とする業界・業種を見つけ - 何とか自分なりの「付加価値」をだす」へえ。
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: わたしたちは「経験をめぐる戦い」の中にいる!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 エドワード・リードの「経験のための戦い―情報の生態学から社会哲学へ」を再読しました。たしか去年読んで、ほほー、「アフォーダンスの話」と「プラグマティズム」を接合するんだ、と思ったことを、おぼろげながら憶えていますが、先日、合宿で、福山君(早稲田大学)が、引用していたのがきっかけで、読み直す機会を得ました(再会に感謝!そうでなければ、書架の奥深くに埋もれていたかも)。 ▼ このは、生態心理学の観点からプラグマティズムの「経験」概念を再考察したです。 リードは、現代社会の、いわば「病理」を「間接経験が直接経験を凌駕する事態」・・・・「直接経験の減衰」と「間接経験の増加」に求めます。 コンピュータテクノロジー・仮想環

    kkbt2
    kkbt2 2012/03/12
    「「経済価値の高い直接経験をめぐって、人々が、静かな戦いをしている」かのように、たまに感じることがある」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 噺家さんとお客さん

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、パントマイム・パフォーマーのカンジヤママイムさんにお逢いしたおりに、お聴きした「噺家さんとお客さんのインタラクション」の話が忘れられない。 ▼ 噺家さんたちは、演劇場には舞台の直前にしか入らない。演劇場の楽屋には、ネタ帳というのがある。ネタ帳には、その日の朝から今にいたるまで、それまでの噺家さんたちが演じた「演目」がリストされているのだという。 噺家さんたちは、膨大な「演目」をすでに暗記している。彼は、このネタ帳を見て、自分の膨大な演目を検査する。自分が、次に、何の噺をすればよいかを、この時点で決定するのだという。 面白いのは、噺家さんが、ネタ帳を見たときの反応である。 一瞥して、 「今日の客は、素人が多いか

    kkbt2
    kkbt2 2010/10/29
    「「主人と客がともに一回かぎりの機会を思いやりをもって取り組もう」という「一期一会」、それにより「主人と客が心が通い合う状態」が生まれる「一座建立」」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 押しつけられたポジティブシンキングのもたらすもの:バーバラ=エーレンライク著「ポジティブ病の国、アメリカ」書評

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ポジティブシンキングとは、「コップがこなごなに割れて床に散らばっていても、コップの水はいまだ半分あると思い込むこと」に似ている。(中略)そして、アメリカという国では、「ポジティブであること」はふつうであるにとどまらず、「規範」にさえなっている。「そうあるべきだ」とされているのだ。 ▼ バーバラ=エーレンライク著「ポジティブ病の国、アメリカ」を読みました。書は、「ポジティブであること」が「規範」として人々を呪縛する、アメリカという国のダークサイドを論じた書籍です。 著者のエーレンライクは、第一級のジャーナリスト。彼女は、かつて米国の低所得者層の仕事であるウエイトレス、清掃婦、ウォルマートの店員を自ら体験し、そこでの

    kkbt2
    kkbt2 2010/05/22
    「ポジティブシンキングとは、「コップがこなごなに割れて床に散らばっていても、コップの水はいまだ半分あると思い込むこと」に似ている」「失敗したときには言い訳できない」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: むずかしいことを やさしく

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 昨日読んでいたで見つけました。作家の井上ひさしさんの言葉だそうです。久しぶりにうなってしまいました。まさに我が意を得たり。 むずかしいことを やさしく やさしいことを ふかく ふかいことを ゆかいに ゆかいなことを まじめに書くこと (井上ひさし) 自戒を込めていいますが、学者・専門家というのは、とかく「むずかしいことを より難しく」書いたりしゃべったりしがちですね。己の権威を維持するために。 僕は、こういう「書き手」になりたいと願います。 --- 追伸. 昨日の日経夕刊に、中沢孝夫先生の「リフレクティブマネジャー」に書評が掲載されました。非常に嬉しいことです。 日経夕刊 書評欄 http://www.nakah

    kkbt2
    kkbt2 2010/01/02
    「 むずかしいことを やさしく やさしいことを ふかく やさしいことを ふかく ゆかいなことを まじめに書くこと」
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 時間、空間、身体、言葉

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、ある先生と、とりとめもなく、こんな話をした。 子どもの学びは「空間」により分節化されるところが大きい。 砂遊びをするときは「お砂場」へ。絵を描くときには、「図工室」で。身体を動かすときには「体育館」へ。「活動」にとって「最適な空間を選ぶ」という発想が、どこかにある。 「時間」が全く意識されないというわけではないけれど、それが分節化に果たす役割は、それほど大きなものではない。時間は、ゆるやかに流れていく。 しかし、年をへるにしたがって、「空間」よりもむしろ「時間」が気にされるようになる。 誰もが「時計」を気にし始める。「空間」により学びを分節化することは少なくなる。何をしようが、基的には「教室」でいいよね、と

    kkbt2
    kkbt2 2009/07/09
    「空間、時間  身体、言葉、発話、書くこと」この視点はなかった。ヒントになりそうだ。
  • 1