SOAによるシステム構築にはどんな効果があるのか、また、デメリットは何か。ビジネス、テクノロジー、プロジェクトの組織編制などにも触れながら、これから1カ月にわたり、さまざまな観点から、「SOAの今」について紹介していく。 企業のシステム開発に関する話題で、ここ最近で注目を集めているキーワードといえば、他を大きく引き離してSOA(サービス指向アーキテクチャー)が挙げられる。SOAは、企業がビジネスの変化に柔軟に対応するアプリケーションを構築する手法のことだ。 SOAの定義は、「ビジネスプロセスの構成単位に合わせて構築・整理されたソフトウェア部品や機能を、ネットワーク上に公開し、これらを相互に連携させることにより、柔軟なエンタープライズシステム、企業間ビジネスプロセス実行システムを構築しようというシステムアーキテクチャーのこと」となる。 これまではどちらかといえばベンダーがSOAを主導し、3文
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