ノーベル化学賞受賞が決まった北海道大名誉教授の鈴木章さん(80)の出身地、北海道むかわ町では受賞発表から一夜明けた7日、早くも“ノーベル賞効果”にわいた。鈴木さんの実家でシシャモ販売店を経営する弟、譲(ゆずる)さん(76)の元には、受賞にあやかろうというのか、地元名産のシシャモを求める電話が朝から殺到した。(サンケイスポーツ) 鈴木さんは7日午前、北海道大で開かれるセレモニー出席のため、北海道江別市の自宅を出る際、「メールが80件ぐらいあり、(午前)4時過ぎまで眠れなかった」と笑顔で話した。 忙しさは、弟の譲さんも兄と同様だった。譲さんは、むかわ町でシシャモなど地元の特産品を販売する商店「丸ス スズキ」を営むが、同店関係者によると「もう朝から(注文などの)電話が鳴りっぱなし。家族でやっている店なので、忙しすぎて何通ぐらいかかってきたか数えることもできないです」。 むかわ町といえばシシャモだ