京都の文化圏・岡崎から鴨川へ抜ける二条通り沿い。人々の生活の気配を感じるエリアにPhotolabo hibiはある。京都で唯一のフィルムに特化した写真屋さんは、京都市内のユーザーからはもちろん、全国からも現像の依頼が届く人気店だ。 hibiの写真が人々に支持される理由の一つに「写真に特色を出さない事」がある。現像をするお店ごとに写真の仕上がりに一貫した特色があるものだが、それによって線引きをしたくないというポリシーの元、hibiではお客さんのオーダーに忠実に写真を仕上げる事を目指している。そのため店主の松井恵津子さんと夫の貴之さんは、時間をかけてオーダーを丁寧に聞き取り、お客さんと二人三脚で理想の写真を表現しようと日々の業務に打ち込んでいる。 5年目を迎え、常にお客さんが居心地良く通い続けられるお店作りを考えているお2人に、改めてフィルム写真の魅力と、お店を通してどのように社会と関わってい