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村上春樹に関するkkzy9のブックマーク (10)

  • 村上春樹による村上春樹のリマスターは成功したのか――『街とその不確かな壁 』評

    私は村上春樹の小説を比較的熱心に読んできたほうだと思うが、特に2010年前後に出た『1Q84』三部作以後の作品には、毎度首をかしげざるを得なかった。なぜこの小説が書かれねばならなかったのか、その動機やコンセプトが判然としないまま、いかにも村上春樹的なキャラクターが村上春樹的な性愛と村上春樹的な壁抜けをひたすら擦り切れるまで反復するばかり――しかも、文体はかつての弾力性やスピード感を失い、キャラクターも総じて精彩を欠く。宇野常寛もnoteの記事(『街とその不確かな壁』と「老い」の問題ーー村上春樹はなぜ「コミット」しなくなったのか(4月17日追記))で同じようなことを書いているが、私も村上のこの低調な自己模倣モードには耐え難いものを感じていた。 むろん、以前の作品と似ていることが一概に悪いわけではない。例えば、小津安二郎の映画は毎回どれも似たようなキャラクターばかり登場するが、それでも十分面白

    村上春樹による村上春樹のリマスターは成功したのか――『街とその不確かな壁 』評
  • 「街とその不確かな壁」ネタバレ有りの感想・書評 - Letter from Kyoto

    街とその不確かな壁 作者:村上春樹新潮社Amazon 2023年4月13日に出た、村上春樹の新刊です。これまで村上春樹の新刊を、リアルタイムで読んだことはなかった。初めて同時代の波に乗っかる。ただ今回は、前回『騎士団長殺し』や前々回『1Q84』の時ように大々的に騒がれていない。一冊だけど650ページ超えで、長編のはずなのに。世間はもう村上春樹に飽きたのか。ノーベル賞も獲れなさそうだしね。 そもそも騒がれだしたのが、『海辺のカフカ』でノーベル賞の前哨戦と言われるフランツ・カフカ賞を獲ったあたりからだった。「大江健三郎以来か」とにわかに沸き立ったがその後何度も逃し、「どうやら見込みがなさそうだ」というところで落ち着いたのかもしれない。 なぜ村上春樹作品を読むか ネタバレ有りのあらすじと感想 読書メモ 第一部 第二部 第三部 なぜ村上春樹作品を読むか 僕は、というか多くの村上春樹読者は、そういう

    「街とその不確かな壁」ネタバレ有りの感想・書評 - Letter from Kyoto
  • 『《村上春樹サンご愛用な》オーディオシステム』

    横川潤 BLOG X音楽 diary 若き日, NYで6年間 X音楽 三昧の日々。アラカンの今, 東京都下の大学で教えてます(外マーケティング論) 。2011/8/23〜【完全断酒】中。 ■■  年齢と体力,経済力の限界ゆえか,安く早くべれる店が基。が,反動で散財。 ■音楽■  レコード&ヴィンテージオーディオ派。 ”憧れの兄貴”な村上サンのオーディオシステム 私は人様の豪邸を見ても、さして羨ましいと思わぬが、”村上春樹サン”のお宅には羨望の念が禁じ得なかった。 湘南の小高い丘の上。ご人も数え切れないレコードが壁を埋め、ジャズ用クラシック用の2セットの大型スピーカーが鎮座する部屋。 私のような1960年前後に生まれた世代は、村上サンはじめ”団塊の世代”に淡い憧れをもつ男が多い。 早大文学部卒業後、ジャズ喫茶をひらき、いきなり小説家に転身。あまたの大ベ

    『《村上春樹サンご愛用な》オーディオシステム』
  • 村上春樹さんの音のいい部屋を訪ねました。【外伝】レコードディガーとしての村上春樹。

    December 14, 2017 | Culture | casabrutus.com | photo_Yasutomo Ebisu   text_Kunichi Nomura Casa BRUTUS特別編集ムック「音のいい部屋。」で村上春樹さんの音のいい部屋にお邪魔しました。壁一面レコードに囲まれた自宅の書斎で、レコードへの思いをたっぷり語ってもらいましたが、紙幅の都合でどうしても掲載できななかったのがレコードディガーとしての村上さん。世界中のレコード屋をまわって、いまもレコードを掘り続けているコレクターとしてのエピソードを外伝として特別に公開します! 文/野村訓市 『羊をめぐる冒険』に『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』、『ノルウェイの森』や『ねじまき鳥クロニクル』といった小説。『当の戦争の話をしよう』といった翻訳もの。90年代、まだ自分が若いころに旅先の浜辺で、空港でと

    村上春樹さんの音のいい部屋を訪ねました。【外伝】レコードディガーとしての村上春樹。
  • 僕は十八で、大学に入ったばかりだった―村上春樹『ノルウェイの森』聖地巡礼(小説編)

    文学学術院 准教授 市川 真人(いちかわ・まこと) 雑誌『早稲田文学』編集委員。批評ユニット「前田塁」としても活動するほか、テレビ番組『王様のブランチ』(TBS系)のブックコメンテーターなども務める。著書に『芥川賞はなぜ村上春樹に与えられなかったか』(幻冬舎新書)、『紙のが亡びるとき?』(青土社)など。 世界的な人気作家である村上春樹氏は、1968年に早稲田大学に入学し、第一文学部(※)演劇専修の学生として多感な青春時代を早稲田の地で過ごしました。 彼の作品には大学やその周辺の光景がたびたび登場します。小説『ノルウェイの森』は村上氏の5作目にあたる長編小説として1987年に刊行され、2010年には映画化もされた日有数のベストセラーですが、村上氏の自伝的小説ともいわれており、早稲田大学での日々が色濃く反映されているようです。 そこで『早稲田ウィークリー』では、『ノルウェイの森』に登場する

    僕は十八で、大学に入ったばかりだった―村上春樹『ノルウェイの森』聖地巡礼(小説編)
  • 村上春樹恐怖症 - 内田樹の研究室

    村上春樹の自筆原稿を担当編集者だった安原顯が古書店に売り払った事件について、『文藝春秋』に村上春樹自身がこの「名物」編集者との奇妙なかかわりについて回想している。 私は安原顯という人の書いたものをほとんど読んでいない。 ジャーナリズムの一部では「玄人好み」の評が高かったことを記憶しているが、わずかに読んだ文芸時評やエッセイ類からは「ずいぶん圭角のある人だ」という印象を受けたことしか覚えていない。 その人物と作家とのジャズバー経営時代からの二十五年にわたった交渉を綴った文章の中で、村上春樹は安原顯についてふたつ重要なことを書いている。 私は安原顯という人には興味がないが、彼が体現していた日の文壇的メンタリティにはいささか興味があるのでここに採録するのである。 ひとつは安原顯が中央公論を口汚く罵倒しながら、サラリーマンをなかなか辞めなかった点について。 「どれほど突っ張っていても、サラリーマ

  • 村上春樹がユニクロとコラボ、名作が「UT」に » Lmaga.jp

    kkzy9
    kkzy9 2021/03/07
    これは…!
  • 東京紅團(東京紅団)

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    kkzy9
    kkzy9 2020/03/02
    文学好きだった頃は、このページ読みまくってた。村上春樹とかめっちゃ充実している
  • 村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz - 村上春樹

    今晩は。村上春樹です。村上RADIO、今夜はビートルズの伝説的アルバム『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)』の完全カバーをお届けします。このアルバムは、イギリスではなんと27週にわたってLPチャートの1位を獲得しました。1967年のことです。すごいですね。 この前ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』の完全カバーをやりましたが、そのシリーズの続きです。僕はどちらのアルバムもリリースされたときに同時代的に聴いていますが、それぞれにとびっきり新鮮な息吹を10代の僕の心に吹き込んでくれました。その音楽を聴くと、いろんな思い出が鮮やかに蘇ってきます。 <オープニング曲> Donald Fagen「Madison Time」 歴史的名盤と呼ばれるものって、今聴くとあまりぴんとこないというものもけっこう

    村上RADIO - TOKYO FM 80.0MHz - 村上春樹
  • 村上春樹の文章はなぜこんなに読みやすいのか - Letter from Kyoto

    今、新潮文庫の村上春樹「雑文集」を読んでいる。つねづね思ってきたことだけど、村上春樹の文章は読みやすい。非常に読みやすい。なぜこんなにも読みやすいのだろう?村上春樹の文章は、べ物で例えるとうどんだろうか。味が濃すぎるわけでも飲み込みづらいわけでもない。体調が悪いときだってツルッと完できる。ダシがきいていて体に優しい。いつなんどきべても喉を通る。村上春樹のエッセイは、小説よりもさらにその傾向が強い。精神的に余裕がないとき、難しいとか映画とか摂取する気力がないときでも、村上春樹のエッセイなら気軽に手を出せる。咀嚼して、抵抗なく飲み込むことができる。これが他のだとなかなかそうはいかない。ドストエフスキーなんて1ページももたず投げ出してしまう。ヘヘッ!!(フョードル・カラマーゾフ風) その違いはなんだろうか。ドストエフスキーは翻訳だから、元の言語から変換されている分不自然な言葉遣いになっ

    村上春樹の文章はなぜこんなに読みやすいのか - Letter from Kyoto
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