大阪市立大学病院は、国の通知で再使用が禁じられている使い捨ての医療機器を滅菌処理して再び使っていたことを明らかにしました。 大阪市立大学病院によると、滅菌処理をして再使用していたのは、手術の際に骨に穴を開ける医療用のドリルや骨を切断するための機器です。 先月、兵庫医科大学病院で同様の問題が発覚し、大阪市立大学病院でも調査を行ったところ、主に整形外科で再使用されていたことが明らかになりました。 国はおととし、感染防止の観点から手術後には機器を破棄するよう各都道府県に通知をしていて、担当者は再使用が禁じられていることを知りながら続けていたということです。 大阪市立大学病院はおととし9月以降、約130人の患者にこれらの機器を使用したということで、健康被害がないか調査しています。