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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (6)

  • 「イスラム国」の残酷動画をどう報道するか ―情報を伝えながらも、宣伝にはしない | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (ニュースエクスチェンジのフェイスブックのサイトから) (月刊誌「メディア展望」3月号の筆者原稿に補足しました。) テロ組織がネット上に出す動画をメディアはどのように取り扱うべきだろうか。 イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(自称の組織名であり、国ではない)による日人2人の拘束・殺害事件では、日のさまざまなメディアが、少なくとも最初の頃は動画をほぼそのまま流していたように見受けられた。筆者は疑問を抱いた。こんなことをしていいのだろうかー?「垂れ流し」になってはいないだろうか?「テロ組織のプロパガンダになるかもしれないが、どうするか」という問いをした上での公開だったのだろうか、と。 一連の人質殺害動画には大きなニュース価値があり、報道すれば多くの読者・視聴者を集めることができる。しかし、メディアがテロ組織のメッセージをそのまま伝えれば、その宣伝活動に不意にも加担してしまう危険性が

    「イスラム国」の残酷動画をどう報道するか ―情報を伝えながらも、宣伝にはしない | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 何故、サイバー攻撃?  ーハッカー集団「ラルズ・セック」の当事者が気持ちを吐露(1) | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (英ロイヤルコート劇場前のジェイク・デービス。撮影 Minako Iwatake) 「何かをやりたかったけど、それが何か分からなかった」 3-4年ほど前、一定の社会的意図を持って大企業や政府のウェブサイトを攻撃し「泡を吹かせる」-そんな行動に熱狂した若者たちが英語圏で注目を浴びた。話題をさらったのは「アノニマス」、そしてその分派「ラルズ・セキュリティー」(通称「ラルズ・セック」)。「ラルズ」は「Lulz」とつづり、「大笑い」を意味する。「大笑いのセキュリティー」とは、名前からしてユーモラスだ。 今月末まで、ロンドンのロイヤル・コート劇場ではラルズ・セックの活動をドラマ化した芝居「インターネットは真剣なビジネス」が上演されている。 台を書いたティム・プライスは、アノニマスやラルズ・セックのメンバーたちの行動を一種のハクティビズムと捉えている。ハクティビズムとは「ハッカー行為をする」「問題を

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  • ネットとプライバシー -トラッキングしないツールを開発するDisconnect | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (トラッキングをブロックするDisconnectのウェブサイトの画面) ウェブサイトを閲読したり、検索エンジンを使うことで、利用者についてのさまざまな情報が広告主に流れるーー私たちはこのことを承知の上でネットを利用しているが、「よく分からないままに、たくさんの情報がとられているようだ」と、少々の懸念を感じる人も増えている。 特に、6月上旬のいわゆる「スノーデン事件」(元CIA職員エドワード・スノーデン氏が、米国家安全保障局=NSA=による大規模な個人情報の取得を暴露)以降、不安感を強める人が多いようだ。 こうした中、一気に投資家の注目を浴びだしたのが、ブラウザーのプラグインとして使えるシェアウエアを提供する、米Disconnect(ディスコネクト、「切断」の意味)という名前のスタートアップ企業だ。 米フォーブス誌の最新号に、このソフトを試したジャーナリストの記事が載っている。 Discon

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  • ネットとプライバシー ー利用者の個人情報を追跡しない検索エンジン、DuckDuckGoが人気 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (個人情報を保存しない検索エンジンDuckDuckGo ウェブサイトより) 利用者の検索情報を保存・追跡しないという検索エンジン、DuckDuckGo(ダックダックゴー)の人気が急上昇中だ。6月初旬、米政府が大手ネット企業のサーバーに「直接アクセス」し、個人情報を収集するプリズムと呼ばれる行為を行っていると、英ガーディアン紙が報道してから、トラフィックがあっという間に増えたという。 英ガーディアン紙の記事(7月10日付)が、DuckDuckGoの創業者ガブリエル・ワインバーグ氏(33歳)への取材を通じ、詳細を報告している。 ワインバーグ氏によれば、プリズムについての報道が出る直前、DuckDuckGoの検索エンジンは1日に170万件ほど利用されていた。米NSA(国家安全保障局)による大規模な個人情報収集が実行されていたとする報道が連日続き、6月半ばには300万件を超えるようになったという。

    ネットとプライバシー ー利用者の個人情報を追跡しない検索エンジン、DuckDuckGoが人気 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • ネットとプライバシー -お店を通り過ぎるだけで無線ランで情報収集 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (米ニューヨーク・タイムズに掲載された無線ランの動きを示す画像 サイトより) WI-FI(無線LAN、ワイヤレス)機能は非常に便利で、私も自宅で複数の電子機器をこれでつないでいる。 しかし、目には見えないWI-FI情報から、他者がさまざまな情報を収集することが出来る。 この点を改めて気づかせてくれたのが、米ファッション小売チェーンNordstromのWI-FI情報を利用した顧客サービスだ。 テクノロジーに詳しい人にとっては、今更のことだろうけれども、一部始終を紹介してみたい。 英ニュース週刊誌エコノミスト(7月21日付、ウェブサイト)によると、Nordstromは、昨年10月から、数ヶ月にわたる実験として、米国内の17の店舗に入った客や通り過ぎた人が持っていた、WI-FI機能付のスマートフォンやそのほかの電子機器から端末識別IDや位置情報などを収集し、店舗内外での人の動きを調査していた。

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  • 英ブロガー、NightJackが実名報道でブログ断念 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ブロガーのプライバシーはどこまで守られるのだろうか?16日、今後の英ブログ界の一つの規範になってしまいそうな判決が出た。 ランカシャー州の警官、リチャード・ホートンさん(45歳)――もう報道されてしまっているのだから、ここは実名でーーは、NightJackという名前で、自分の仕事に関わるエピソードなどをブログに書いてきた。約50万人の固定読者がいたという。今年4月には、優れた政治の著作に送られる「オーウェル・プライズ」という賞を受賞したぐらいで、大変人気があり、かつ内容も優れているというお墨付きがついていたといってよいだろう。 http://en.wikipedia.org/wiki/Orwell_Prize ところが、タイムズ紙の記者がホートンさんの個人名をブログの内容から割り出し、これを紙面で報道しようとした。報道を止めるため、ホートンさんは出版社に報道停止令を出すように依頼したが、裁

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