月に一度、杉松の家に行っている。そして5匹のネコたちと再会する。ネコは私のことを完全には忘れていない。しかし住んでいた時の態度とも微妙にちがう。少しだけよそよそしくなっている。その態度にショックを受ける。 何度か帰るうちに分かってきた。ネコは私を「○○してくれる人」として認識している。だから久々に登場したときは反応がうすい。しかし住んでいた当時にしていたことを試すと、一気に思い出してくれる。これが、たまにしか会わないネコと関係を維持するためのテクニックなのか。 具体的な方法がネコごとにちがうのも面白い。セツシと菊千代という二匹のネコは棒をふって遊ぶと思い出してくれる。なんとなく小学生男子といった風情だ。ネズミのオモチャを投げてやることも効果的。うれしそうに走っていき、くわえて持ってきてくれる。「オモチャで遊んでくれる人」と認識されているんだろう。 影千代というネコは簡単である。何もしなくて
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