「RSA Conference Japan 2006」の初日、フィンランドのセキュリティベンダーF-SecureのViruslabでChief Research Officerを務めるMikko Hypponen氏が来日、「モバイル・マルウェア」と題して、携帯電話向けのウイルスやワームの動向について講演した。 Mikko Hypponen氏。ウイルス作者の傾向について、以前は10代が楽しいからという理由でウイルスを作っていたが、3年ほど前から大きく状況が変化し、ウイルスを作成して金もうけを図る犯罪者が登場してきたそうだ。「こういった敵は10代より始末に負えない」。ちなみに携帯電話ウイルスは、まだ若い人が楽しいからと作っているそうだが、これも将来的には変わってくると予測している Hypponen氏は、90年からウイルスなどのマルウェアの研究に従事。その当時、ウイルスは300種類しかなかった