12月2日付の朝日新聞「人気男性アイドル、相次いで「パニック障害」公表」を読んで、私は10個師団の援軍を得た思いであった。該記事内容の要約は、ジャーニーズ事務所所属の松島聡さん、岩橋玄樹さんの二人が、パニック障害を理由として一時的に療養に専念することによって活動を休止するというものだ。 テレビに露出する機会が多い男性人気アイドルが、パニック障害という病名を堂々と告白し、それを事務所が公表する。本人の思いも紹介された。まだまだパニック障害への偏見や無理解が多い中で、この報道は社会的に大きな意味を持っている。 なぜ私が冒頭「10個師団の援軍を得た思い」と書いたかと言えば、私もこの厄介な疾病・パニック障害を発症して約20年間この病と付き合い続けている当事者(精神障害者等級3級)であり、発症当時(高校生)の頃は、現在よりもまだ比較にならないほどの偏見と無理解が社会の中に蔓延していたからである。 本
