himaginaryさんのエントリ「ベーコンを待ちながら」がちょっとおもしろかったので、インスパイヤされてみる。今回は引用ばかりで恐縮の極み、と最初にあやまっておこう。 さて、エントリではRBCモデルやDSGEモデルが痛烈にdisられているわけだが、この種の批判でもっとも印象深いのは、アカロフ=シラー『アニマルスピリット』だった。以下、同書の注p.25より引用する。 最近のマクロ経済学的思考をずっと支配している別のアプローチは、Kydlland and Prescott(1982)の伝統に連なる動学的確率的一般均衡モデル(DSGEモデル)だ。これらは重要な洞察に基づいてはいるが、現在のかたちでは、あらゆる人間行動が期間をまたがる効用を最適化するという仮定に依存している。このモデルは金融政策のショックや生産性のショックなどを反映できるが、アニマルスピリットは取り入れられない。最近の論文でV.
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