一昨日・昨日とリフレ政策について書いたが、私がリフレ政策を支持しない理由について、あらためて説明しておきたい。 何らかの政策について、それが正しい政策かどうかを判定するのに、私はおよそ次のような基準を用いている。 「その政策をやったときに、価値を生み出す生産活動に向かおう、とみんなに思わせるかどうか」 例えば、「増税する」という政策について、この基準で考えてみよう。政府が「増税します」と言ったとき、「よし、それならもっとがんばって働こう!」と国民が思うだろうか。思うわけがない。「ふざけるな、財政のムダづかいをやめるのが先だろ!」と誰もが考えるだろう。 先日の名古屋でのトリプル選では、河村たかし陣営が圧勝した。これはなぜか。「減税します」「高すぎる議員報酬を減らします」という姿勢が住民に支持されたからだ。税金が安くなり、役所のムダも減るのであれば、希望がわいてきて、もっと働こうという気になる