Operaブラウザに未修正の深刻な脆弱性が見つかった。悪質なWebページを参照すると、リモートの攻撃者に任意のコードを実行される恐れがある。 Operaブラウザに未修正の深刻な脆弱性が見つかったとして、セキュリティ企業のSecuniaやVUPENが3月4日、アドバイザリーを公開した。 両社のアドバイザリーによれば、脆弱性はHTTPで不正な「Content-Length:」ヘッダを処理する際のバッファオーバーフロー問題に起因する。悪質なWebページをユーザーに参照させるといった形で悪用された場合、リモートの攻撃者に任意のコードを実行され、システムを制御されてしまう恐れがある。 脆弱性はWindows版の現行バージョンであるOpera 10.50で確認されたが、ほかのバージョンも影響を受ける可能性があるという。現時点でこの問題を修正するための公式パッチはリリースされていない。
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