パ・リーグは開幕前からロッテ・バレンタイン監督の今季限りでの退任が表面化。今季で契約が切れる日本ハム・梨田監督、楽天・野村監督の去就も未定で、監督人事問題は早くも騒がしい。この3監督の中で、意外にも最も基盤が弱いのが梨田監督だ。クライマックスシリーズ(CS)進出を逸すれば、即辞任の可能性は高い。その際、ポスト・梨田はOBの片岡篤史(39)が有力との情報が流れる。 日本ハムはここ3年で、1位、1位、3位と安定した成績を収め、観客動員(昨年はリーグ2位の187万人)でも健闘。順風満帆のように思えるが、チーム関係者は危機感を抱いている。 「新庄が現役引退後、小笠原がFAで巨人、マイケル中村も今季から巨人へと主力が続々と他球団へ流出。新しい日本ハムを作るには、まずは指揮官によき人材が…というのが球団方針」というのだ。 今季、下馬評がさほど高くなかった日本ハムを首位戦線に導く梨田監督だが、内部