北海道・帯広競馬場で開催しているばんえい競馬を運営する「オッズパーク・ばんえい・マネジメント」の2008年度決算が約6500万円の赤字見通しとなった。 帯広市は収支不足を穴埋めするために「ばんえい競馬財政調整基金」から5000万円を取り崩す考えだが、基金はほぼ底をつく。15日の市議会議案審査特別委員会では、各議員から、市がばんえい存続にどう取り組むかを問う質問が相次いだ。 市と同社の合意書によると、同社に収支不足が生じた場合、両者が協議して基金を取り崩すことができるとしている。市は6月定例会に、基金のほぼ全額となる5000万円の取り崩しを提案。基金残高は約150万円となり、ほぼ底をつくことになった。市は、ばんえい競馬の帯広単独開催を決定した際、「市民に新たな負担は求めない」としており、基金は積み増さない方針だ。しかし、この日の特別委では、「来年からは補填(ほてん)する基金がない。民間企業が