(CNN) 今週開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)のロシア大会。現地を訪れるサッカーファンは白熱した試合を楽しみつつも、現地で感染が広がりつつあるはしかに警戒する必要がある。世界保健機関(WHO)がこのような見解を発表し、確実にワクチン接種を行うよう呼びかけている。 ウイルス性の感染症であるはしかは呼気やせきによって人から人へ感染する。発熱、発疹といった症状が現れ、死に至る場合もある。WHOの欧州地域事務局でワクチン予防可能疾患のためのプログラムを統括するロブ・バトラー氏によれば、近年のワクチン接種レベルの低下を受け、ロシアを含む欧州全域ではしかの感染が拡大しているという。 同氏は「過去10年間、欧州ではワクチンで予防可能な感染症の再流行が起こっている。はしかもその1つで、2017年には症例が4倍に増えた。18年もその傾向が続くとみられる」と述べた。 17年には欧州全域で2万人以上が
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