ポテンシャルが高く、入社当時は「優秀だったはず」なのに、数年後は平凡な社員になっている――。このような人々をハイポテンシャルのまま成長させるにはどうしたらよいのでしょうか? ある企業の事例を基に探っていきます。 クレイア・コンサルティングの調です。こんにちは。今回はいつもと趣向を変えて、当社ディレクター橋本卓によるコラムをお届けします。 「資質」と「環境」は人の成長にどこまで影響があるか 人が成長する上で、「資質」と「環境」がどのくらい影響を与えるのかという議論は以前から研究者が取り組んできたテーマ。教育学や医学の世界では、同じ遺伝子を持つ一卵性双生児を対象とした研究が進んでいます。例えば教育学では、一卵性双生児の学校の成績や体育の能力を比較した研究が進んでいて、双子でも環境により影響を受けやすい性格、能力とそうでないものがあることが分かっています。 企業の人材育成を考える上でも、この「資
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