エグゼクティブサマリ IEのクッキーモンスターバグはWindows 10では解消されているが、Windows 7とWindows 8.1では解消されていない。このため、地域型JPドメイン名と都道府県型JPドメイン名上のサイトは、クッキーが外部から書き換えられるリスクが現実的に存在しするので、セキュリティ対策上もクッキー書き換えのリスクを考慮しておく必要がある。 クッキーが外部から変更された際のリスク ウェブサイトの利用者が第三者によりクッキーの値を変更されると、以下のような攻撃が可能になります。 セッションIDの固定化攻撃(脆弱性がある場合) クッキーを攻撃経路とするクロスサイトスクリプティング攻撃(脆弱性がある場合) 一部のCSRF対策の回避 「一部のCSRF対策」と書いたのは、OWASPの資料ではDouble Submit Cookieと呼ばれるもので、乱数値をクッキーとリクエストパラ