菅総理大臣の記者会見に同席した政府の分科会の尾身茂会長は現在の感染状況について「北海道では感染が下方に転じ、大阪でも増加のスピードの鈍化が見られるようになっている。その一方で、東京都では感染拡大が継続し、周辺の県にしみ出すように感染が広がっていて、東京都と埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県で感染者が全国の5割を占めるに至っている。首都圏の感染を止めないと全国の感染拡大を止めることは難しい」と分析しました。 そして「これからの年末年始一定程度は人の動きが抑制されると思うが、年末年始の休暇が終わると、社会活動が活発になって再び感染者が急拡大する可能性が極めて高い。年始に急拡大すると、感染者を下方に転じさせるのは、週単位では無理で、難しい。今の時期に感染を下方にするためにできるかぎりのことをする必要がある」と述べました。 さらに尾身会長は現在の状況について、緊急事態宣言が出されていた時期とは異な