明治時代に長野県内で作成されたとみられるハンセン病患者に関する資料がインターネットのオークションサイトに出品されていた問題で、元患者や専門家などでつくる「ハンセン病市民学会」が出品者の古書店から資料を回収したことがわかりました。 厚生労働省によりますと、2月13日から18日にかけてインターネットのオークションサイトにハンセン病患者の情報をまとめたとみられる資料が出品されたということです。 資料は長野県の大町警察署が明治32年に作成したものとみられ、患者の名前や住所、生年月日、病状など中身の一部が閲覧できる画像が掲載されていたということで、入札はないままオークションは終了し出品は削除されました。 長野県によりますと、2月、出品者の埼玉県内の古書店に出向いて資料の回収について話し合いましたが交渉は難航し、その後「ハンセン病市民学会」に相談したということです。 これを受けて市民学会は3日、古書店