“不老長寿の果実”との言い伝えが残る、アケビ科の果実「ムベ」の収穫が、京都府福知山市の山あいの集落で行われています。 「ムベ」は秋が旬の赤紫色をしたアケビ科の果実で、ほんのり甘みのあるゼリー状の果肉が特徴です。 7世紀に天智天皇が老夫婦から長寿の秘けつだとして渡された果実を食べて「もっともだ」という意味の「むべなるかな」と言ったことが名前の由来とされています。 福知山市夜久野町西垣地区では地域の活性化につなげようと、700平方メートルの畑で5年前から「ムベ」の栽培を始め、ことしも収穫期を迎えています。 地元の人たちは、はさみを使って熟した「ムベ」を一つ一つ丁寧に摘み取っていました。 ことしは事前にせんていや摘果の作業をして、ひと房につく実の数を3個以内にしたため、収穫量は去年の半分以下のおよそ1000個を見込んでいますが、その分、実が大きくなり糖度も高いということです。 栽培している西垣自