イラクでは、ショートパンツやジャージの選手たちがサッカーの試合をする風景が、再び普通の光景になってきた。 3月14日発売の『フランス・フットボール』誌では、ジェレミー・ベルリオー記者が、イスラム国に占拠されていた地域のサッカーがどうであったかをレポートしている。 非寛容で排他的な原理主義が、なぜサッカーを目の敵にしなければならなかったのか。地域に住む人々はそれをどう受け止め、どう対処したのか。明かされるのは驚くべき事実の数々である。 スポーツやアスリートを主人公にして、社会現象に深く切り込んでいく――。 このレポートもそうであるし、東日本大震災からわずか2カ月後に『レキップ・マガジン』誌がおこなった日本の著名アスリートたち(白鵬、北島康介、小笠原満男、岩隈久志、浅田真央、阿部香菜)の震災についての連続インタビューなど、フランスのスポーツメディアは日本のメディアにはない視点、切り口でスポーツ