我らがFC東京U-18が誇るホーム、深川グランドはかなり独特な会場になってきた気がする。 東京ガス系列によって酷使され続ける天然芝グラウンドは、養生の期間もまともに取れず、開幕月にして既にボコボコ。そもそもピッチはかまぼこ状に見た目ハッキリと曲がっていたりもするくらいだ。フラットな人工芝ピッチに慣れきった軟弱エリートフットボーラーは、技術でこのピッチに対応できなければ途端にぼんくらフットボーラーと評価されてしまう。それくらいにプレーに左右されるピッチではある。 そしてそのピッチを取り囲うは、防球ネットでも無骨なコンクリートスタンドでもなく、観客。我がチームを愛し、敵チームの新発見にワクワクした、所詮ユースサッカーを観戦するようなサッカーオタクが、選手と何一つ遮るものがない状態で隣接する。 サッカー専用スタジアムの醍醐味は観客とピッチの近さだとよく言われるが、その点で言うならば、FC東京深川