今季J2に降格し、序盤戦は苦しい戦いが続いていたFC東京だが、徐々に調子を上げて第29節の横浜FC戦も3-0と快勝。首位の座をがっちりキープした。 試合前には、それほど得点は入らず1-0ぐらいの結果になると予想していた。というのも、横浜FCは前節で2-7(東京ヴェルディ)と大敗しているだけに守備に重点を置いてくると推測され、逆にFC東京は前々節で6-1(京都サンガ)、前節でも5-0(愛媛FC)と大勝しているため、攻撃が多少ラフになるのではないかと思ったからだ。実際、FC東京が早々に先制してからは膠着(こうちゃく)状態となり、予想したとおりの展開になった。 しかし、横浜FCがFC東京の攻撃にも慣れて自らペースを握り始めたところで、反対にFC東京が2点目を加点した。こんなふうに、相手の流れにある時間帯でも点が奪えるのが、今のFC東京の強さだ。それも、特定の選手だけでなく、いろんな選手がゴール前