2018年12月。早くも始まった翌年開幕に向けてのプレシーズンに、FC東京U-18では従来の4-4-2のシステムだけでなく、3バックの布陣も試行されていた。 U-18において3バックが行われるのは2015シーズン以来。そのため所属選手の中には、U-18での3バック経験がある選手は恐らく殆どいなかったと思われる。 3バックのシステムによって、4バック時代から新たに増えるポジションもあれば、無くなるポジションもある。 4バックのSBであれば、攻守のバランス・総合力が問われ、主にDF寄りの選手とのポジション争いになるが、WBともなれば、よりアタッカー要素が強く問われ、FW系の選手たちも選択肢として加わってくる。求められるプレーも変われば、スタメンを争うライバルも変わってくる。 選手からもスタッフ陣からも伺える、そんな“新鮮な試行錯誤”は、これまでの数シーズンには無かった光景と言える。 ◇ ◇ ◇