「自分のこと」を書くことにこだわらない 「書くことがない」と悩む人には共通点があります。 それは「自分のこと」を書こうとしていることです。自分の中にコンテンツがないとダメだ、と思っているのです。 しかし自分の中に「何か」がなくても発信はできます。自らコンテンツを生み出そうとするのではなく、まずは他人のこと、まわりのことを発信しようとすればいいのです。 自分の中には何もないのです。急に哲学的な話になりますが、「自分」というのは「他者」でできています。たとえば自分のことを説明しようと思ったとき「○○県出身で、こういう会社に勤めていて、こんな町に住んでいます」と言うでしょう。このとき、出身地も会社も住んでいる町も、「自分」ではなく「他者」の話になります。 自分のことを語ろうとすると、どうしても他者を語ることになる。というよりも、他者を語ることで「自分の輪郭」が明確になっていくのです。