埼玉スタジアムでの浦和レッズのイレブンとサポーターによるビジュアルサポート。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI 「寒地型芝」の維持・管理が難しいと指摘する埼玉県、土田氏ら委員会が選定した張り替えの芝は――。 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が10月27日、埼玉県の大野元裕知事を訪れ、来年1月から3月まで行われるカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のホームゲームで、今季シーズン後に予定されていた芝生の張替えを延期させて、埼玉スタジアムを使わせてほしいという要望書を提出したという。 報道では、同スタジアムでのW杯アジア予選の21勝3分け1敗という驚異的な勝率があり、その「運」を呼び込むためにも工期を遅らせてほしい、という要望だと伝えられている。 しかし、そこにはもう少し深い理由がありそうだ。埼スタの芝生は、今では日本で希少となった、ヨーロッパのスタンダードな