今回から3回ほどにわたって、物理計算にもとづくアニメーションをつくってみたい。物理空間に置かれたものが、落ちたり互いにぶつかり合ったりしたときの位置や速度はライブラリで計算する。今回使うのは、さまざまな言語に移植されていて定評のあるBox2Dという2次元の物理演算エンジンだ。つぎのjsdo.itのアニメーションをお題とする。 Box2dWebを使う 「Box2D」はもともとC++で開発された2次元の物理演算エンジンだ[1]。重力と物体の質量や摩擦、弾性にもとづく位置と動きの物理計算を行い、シミュレーションしてくれる。ActionScript 3.0やJava、C#、Pythonなど、さまざまな言語に移植されてきた。JavaScriptのライブラリとしても、いくつか公開されている。その中でも対応するバージョンが新しく、解説(英文)も整っているBox2dWebを使ってみたい。 まずは、インス
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