(CNN) 米国のクリスマス商戦がスタートする感謝祭翌日の「ブラックフライデー」は、1年で最も小売店がにぎわう日になるのが通例だった。しかしここ数年は、インターネットでバーゲン商品を探す消費者が増加傾向にある。 調査会社コムスコアの統計によると、昨年の11月中旬から12月中旬にかけてネットでギフトアイテムを購入した米国の消費者は、前年比12%増の8400万人となった。 今年はさらに、ネットでの支出額の伸びが実店舗の伸びを上回る見通しだ。アナリストの予想では、ネット通販の今年の売り上げは9〜16%増える見通し。これは実店舗で予想される2.3%の伸び率(全米小売連盟予想)を上回る。 この背景として、ネットでの買い物なら混雑した店舗に出かけて押し合いへし合いをせずに済む。さらに、テレビ、パソコン、ゲーム機といったエレクトロニクス製品の多くは、場合によっては実店舗よりもネットの方が値引率が大