「定年オヤジ改造計画」垣谷美雨 このお話には、いやーな定年退職したオヤジが出てきます。こんなこと思う人がいるんだと呆れるような思考のオヤジです。孫の世話をせざるを得ない状況になり、少しずつまともになっていくのでしょうけど、途中で読むのをやめてしまいました。オヤジはまだいいのですが、ワンオペ育児の話が出てきて、どうもそのあたりから、私の心がざわざわとし始めました。私もワンオペだったなといつも思います。苦しさを思い出して、共感しすぎて複雑な気分になり、読むのが嫌になりました。ちょっとやめとこギブアップ。 これまでにも最後まで読めなかった本があります。中でも強く印象に残っているのが、 「放蕩記」村山由佳 この本は、作者村山さんの自伝的小説です。主人公の母親の、激しい言葉や行動に、私は驚き打ちのめされてしまいました。こんなこと言う人がいるのかと思うほどの酷い言葉の数々。読んでいると、母親のセリフが