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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (27)

  • ホタルのオスを「女装」させるクモ、光操り別のオスを罠に、研究

    オニグモ(Araneus ventricosus)の網にかかったオスのホタル。オニグモは、ホタルが交尾相手を見つけるために使う生物発光のシグナルを操作できるのではと、研究者たちは考えている。(Photograph by Xinhua Fu) クモは、驚くほど様々な狩りのテクニックを進化させてきた。唾液を使って獲物をわなにかける種もいれば、ヘビさえも捕らえられる強力な網を張る種もいる。最新の研究では、日でもごく普通に見られるオニグモが、とりわけ巧みな戦術を使ってホタルを自分の網に誘い込んでいるという。(参考記事:「クモの驚くべき世界」) 2024年8月19日付けで学術誌「Current Biology」に発表された論文によると、このクモは、網にかかったオスのホタルが発する光を操作して、あたかも交尾相手を求めるメスが光を放っているかのように見せかけ、別のオスをおびき寄せているようだ。 クモが

    ホタルのオスを「女装」させるクモ、光操り別のオスを罠に、研究
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2024/08/22
    この蜘蛛のネタで薄い本が書けそう。
  • 古代エジプトの神殿、2000年分の汚れを落としたらすごかった

    エジプトのルクソール近郊の町エスナにあるクヌム神殿から煤や泥を取り除いたところ、天井や円柱が2000年前の色鮮やかな姿を取り戻した。(ELIZABETH BEARD/GETTY IMGAGES) およそ2000年前につくられた古代エジプトの神殿の天井を研究者チームが復元したところ、驚くべき発見がもたらされた。黄道12星座やその他の星々を描いたフルカラーのレリーフのほか、ヒエログリフ(象形文字)の碑文も見つかり、これらの天体図に隠された意味を解くカギとなりそうだ。(参考記事:「ヒエログリフを解読した「エジプト学の父」シャンポリオンの生涯」) 天井が復元された神殿は、エジプト中南部の町エスナに残るクヌム神殿だ。プロジェクトには考古学者でエジプト学者のヒシャム・エライシー氏を中心とするエジプト観光・考古省と、ドイツのテュービンゲン大学から計30人の研究者が参加。5年余りに及ぶ作業で、当時の色彩を

    古代エジプトの神殿、2000年分の汚れを落としたらすごかった
  • ほぼ腕のない新種の肉食恐竜を発見、約7000万年前、パタゴニア

    新たに発見された恐竜コレケンの復元図。(ILLUSTRATION BY GABRIEL DIAZ YANTÉN) すべてはかぎ爪から始まった。アルゼンチンのラ・コロニア累層で恐竜の化石を探していたとき、古生物学者たちが岩石から突き出た足の指の骨に気付いた。さらに掘り出して調べてみると、鼻の低い肉恐竜アベリサウルス類の新種と判明した。小惑星の衝突によって白亜紀が終わる数百万年前、太古のパタゴニアを歩いていた肉恐竜だ。この発見は5月21日付で学術誌「Cladistics」に発表された。 アルゼンチンにあるエジディオ・フェルグリオ古生物博物館の古生物学者ディエゴ・ポル氏らは、この恐竜をコレケン・イナカヤリ(Koleken inakayali)と命名した。パタゴニア東部の先住民族テウェルチェの首長だったイナカヤルにちなむ名前で、テウェルチェ語で「粘土と水から生まれる」という意味だ。

    ほぼ腕のない新種の肉食恐竜を発見、約7000万年前、パタゴニア
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2024/05/24
    「首長竜」みたいに何か俗称出来ないかな?「手短竜」みたいな。
  • 土星の衛星ミマスの地下に海、最新研究で判明、別名デス・スター

    NASAの土星探査機カッシーニが、土星の衛星ミマスにフライバイし最接近してとらえた画像。巨大なハーシェル・クレーターがあるミマスは、映画『スター・ウォーズ』の宇宙要塞「デス・スター」に似ている。このミマスの地下全体に海がある証拠が示された。(PHOTOGRAPH BY NASA/JPL-CALTECH/SPACE SCIENCE INSTITUTE) 土星の衛星ミマスの地下全体に海がある証拠が発表され、天文学者たちを驚かせている。2004年から2017年にかけて土星探査機カッシーニが行った調査を新たに分析したところ、軌道周回中の「秤動(ひょうどう)」と呼ばれる揺れが、地殻の下が液体の海で占められているためであることが示された。論文は2月7日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。 地下海の存在はすでにいくつかの太陽系の天体でも確認されているが、ミマスもそのメンバーに加わることになる。また、

    土星の衛星ミマスの地下に海、最新研究で判明、別名デス・スター
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2024/02/09
    最近は地下海に住んでる生命の方が宇宙ではありきたりな光景なのかも知れないと思うようになった。
  • クマの仲間の祖先“子ネコカワウソクマ”の化石、新種として記載

    新しい化石種「Eoarctos vorax」。約3200万年前、現在の米国ノースダコタ州の川辺に暮らしていた。アライグマに似たこの種は、哺乳類の進化における重要な時代を生きていた。(ILLUSTRATION BY MARK HALLETT) クマの最も古い仲間の一つは、グリズリー(ハイイログマ)というよりはアライグマに似た姿をしていて、カタツムリの殻をかみ砕くのが好きだったようだ。「Eoarctos vorax」と名付けられたこの化石哺乳類は、格的な哺乳類の時代に突入した約3200万年前、スカンクやアライグマ、クマ、さらにはアザラシを含むグループがどのように始まったかを解明する手がかりになるかもしれない。(参考記事:「太古の「百獣の王」、新種の絶滅哺乳類を発見」) 古生物学者たちは何十年も前から、Eoarctosの謎を解こうと試みてきた。米国ノースダコタ州のフィッテラー・ランチでは194

    クマの仲間の祖先“子ネコカワウソクマ”の化石、新種として記載
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2023/06/09
    なんかレッサーパンダにキツネをかけ合わせようとして失敗した感じの復元図。
  • ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか

    このイラストに見られるように、ティラノサウルス・レックスなどの肉恐竜には、鋭い歯を覆う軟組織があったようだ。唇は、獲物を狙う際に使う歯を守り、歯の水分を保つうえで役立つ。(ILLUSTRATION BY MARK P. WITTON) 白亜紀の肉恐竜ティラノサウルスと言えば、恐ろしい歯と口がまず思い浮かぶだろう。ティラノサウルスは、博物館の展示や恐竜世界の復元図、そして『ジュラシック・パーク』などの映画で、バナナほどもある大きさの歯をのぞかせた姿で描かれてきた。しかし、古生物学者たちによると、実際のティラノサウルスや多くの肉恐竜には、歯を覆う唇があったようだ。(参考記事:「ティラノサウルスは実は3種いた、新たな論文が物議、議論白熱」) 複数の団体の古生物学者の合同チームが、3月30日付けで学術誌「Science」に発表した論文で、ティラノサウルスやアロサウルスなどの肉恐竜には、現在

    ティラノサウルスに「唇」があった可能性、なぜ唇が重要なのか
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2023/04/04
    よくよく考えてれば歯をむき出しにするメリットってないんですな。
  • 最古の霊長類の化石を発見、大量絶滅から10万年後

    新種として報告された初期霊長類の復元図。恐竜が絶滅した直後、この新種を含むごく初期の霊長類は、木になっている果物をべる点で、ほかの哺乳類とは一線を画した。(ILLUSTRATION BY ANDREY ATUCHIN) これまでで最古の霊長類の化石が発見された。2月24日付けで学術誌「Royal Society Open Science」に掲載された論文によると、調査した歯のいくつかは新種と判明、「プルガトリウス・マッキーベリ(Purgatorius mckeeveri)」と名付けられた。 この動物は、現在の霊長類の先駆者となる小型の哺乳類で、今から6590万年前に生息していた。小惑星の衝突により、恐竜など地球上の生物の約4分の3が死滅した大量絶滅から、わずか10万年後のことだ。こうした初期の霊長類の仲間が、ゴリラ、チンパンジーなどの大型類人猿や、最終的にはヒトへとつながる最初のサルの系

    最古の霊長類の化石を発見、大量絶滅から10万年後
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2021/03/30
    ご先祖様やで。
  • 恐ろしい大噴火、高熱で脳が沸騰、頭骨が爆発 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    1800年代半ばの絵画「ポンペイ最後の日」は、西暦79年のベスビオ火山噴火の様子を描いたもの。(Painting Karl Brullov, The Artchives, Alamy Stock Photo) 西暦79年に起きたベスビオ火山の大噴火により、周辺の古代ローマ帝国の都市とその住人は一夜にして消滅した。大量の火山灰がポンペイの町に降り注ぎ、建物はその重みで崩落した。その後激しい火砕流が山肌を駆け降りて町を焼き尽くし、さらに近くの港町ヘルクラネウムや近隣の町をも襲った。 2000年近く前の噴火がもたらした甚大な被害に疑問を呈する専門家はいないが、多くの犠牲者がどのようにして死んでいったかについては、意外にもまだ多くの論争がある。(参考記事:「古代都市ポンペイは、現代社会にそっくりだった」) イタリアの専門家チームは、ヘルクラネウムでもとりわけ残酷な死を迎えた人々の遺骨を再調査し、そ

    恐ろしい大噴火、高熱で脳が沸騰、頭骨が爆発 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2020/11/09
    脳みそが沸騰とか怖すぎる。気を付けないと。
  • 孵化前のティラノサウルス類の化石を発見、初

    孵化したてのティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)の想像図。今回発見された胚の化石はティラノサウルス・レックスのものではなく、近縁の初期のティラノサウルス類と考えられているが、まだ特定はされていない。(ILLUSTRATION BY JULIUS CSOTONYI) ティラノサウルスの仲間は地上最大級の肉恐竜として知られるが、赤ちゃんのころはチワワほどのサイズで、長い尻尾をもっていたらしい。英エディンバラ大学の古生物学者グレゴリー・ファンストン氏は、発掘された赤ちゃん化石をティラノサウルス類と特定、2020年10月中旬にオンラインで開催された古脊椎動物学会の年次総会で発表した。 化石のティラノサウルス類は、まだ胚の段階で、卵の殻に守られて発達の途中だったと見られる。足の爪と下あごに当たる二つの化石が、北米の別々の発掘現場で見つかった。どちらも7500万年前~71

    孵化前のティラノサウルス類の化石を発見、初
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2020/10/24
    絵が可愛いけど10年足らずであんな大きさになるのかよ。
  • 火星の地下に複数の湖が存在か、幅20キロに広がる毒性の水

    NASAのマーズ・グローバル・サーベイヤーが2005年4月に撮影した火星(複数画像を合成)。南極にある氷冠が写し出されている。その地下1.6キロの深さに、液体の水をたたえた湖があると考えられている。(NASA/JPL/MALIN SPACE SCIENCE SYSTEMS) 地球外で生命を探す科学者たちの合言葉は「水を追え」だ。このほど火星の南極に、そのターゲットにふさわしい場所が見つかった。厚い氷の下に大きな湖があり、それをいくつもの小さな池が取り囲んでいるとする最新の研究成果が発表されたのだ。 「湖が一つだけポツンとあるのではなく、水系が存在すると思われます」と、イタリア、ローマ第三大学のエレナ・ペティネッリ氏は語る。氏が共著者として名を連ねるこの論文は、9月28日付で学術誌「Nature Astronomy」に掲載された。 2018年、ペティネッリ氏の研究チームは、火星の南極の地下に

    火星の地下に複数の湖が存在か、幅20キロに広がる毒性の水
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    kogumaneko335 2020/10/01
    塩分が濃いと好塩菌くらいしか住めなさそう。それでも大発見ではあるが。
  • 米国は第3の原爆投下を計画していた

    テニアン島に到着した巨大なプルトニウム爆弾「ファットマン」。1945年8月9日に長崎へ投下された。(UNIVERSAL HISTORY ARCHIVE/GETTY IMAGES) 1945年の夏、米国が世界で最初の原子爆弾を投下したとき、戦争は永久に変わった。たった1個の爆弾が、都市とその住民を丸ごと消し去ってしまう時代が訪れたのだ。 米国は、7月にニューメキシコ州の砂漠で原子爆弾の爆発実験を行った後、8月に日の広島と長崎に原爆を投下した。だが、長崎への投下から日が降伏するまでの6日間、米国はこれで終わりとはまだ考えていなかった。次の原爆投下は間近に迫っていた。 長崎への投下で米国は原爆を使い果たしており、降伏しなければさらに原爆を落とすというのはハリー・トルーマン大統領の脅しだったとする主張が根強くある。しかし、それは決して単なる脅しではなかった。 第二次世界大戦末期、米国はできる限

    米国は第3の原爆投下を計画していた
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2020/08/09
    この時期の日本指導部と米国はお互い腹芸をしてたような感じがする。
  • 『ジュラシック・パーク』で大活躍の恐竜、本当はこんな姿だった

    卵からかえるひなの世話をするディロフォサウルス・ウェテリリの復元図。(ILLUSTRATION BY BRIAN ENGH) 1993年の映画『ジュラシック・パーク』のなかに、悪役のひとりが運悪くディロフォサウルス(Dilophosaurus wetherilli)に出くわし、殺される場面がある。人間よりも小さく、好奇心旺盛なディロフォサウルスは性をむき出しにすると、エリマキトカゲのような首のフリル(えり飾り)を広げ、鋭い鳴き声を立て、悪役の目に毒入りの唾を吐きかける。 このシーンによって、ポップカルチャーにおけるディロフォサウルスのイメージはすっかり固定されてしまったが、実際のディロフォサウルスは、映画で描かれている外見とは大きく異なっていた。 「私は、『最も有名な“知られざる”恐竜』と呼んでいます」と話すのは、米アリゾナ州化石の森国立公園の古生物学者アダム・マーシュ氏だ。同氏は、ディ

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    kogumaneko335
    kogumaneko335 2020/07/11
    映画では研究所で一人抜け駆けしようとしたデブを殺した恐竜。
  • 地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か

    2012年に行われたマリアナ海溝の海底探査で、水深約1万677mのシレナ海淵の露頭で見つかった微生物群集と考えられる繊維状構造物。(PHOTOGRAPH BY KEVIN PETER HAND) 有毒ガスが充満する水中洞窟から海底の1億年前の岩石の中まで、地球上のあらゆる過酷な場所で「極限環境微生物」が見つかっている。そして今回、2012年に行われたマリアナ海溝の海底探査「DEEPSEA CHALLENGE(ディープシー・チャレンジ)」の結果から、地球で最も深い海の底にも、多様な微生物の群集らしきものがあることが明らかになった。 マリアナ海溝の泥の中からは、これまでにも微生物や、エビに似た端脚類(たんきゃくるい)などが見つかっていた。しかし、これらの生物がマリンスノー(海中を沈降する有機物の塊)を栄養源としているのに対して、今回見つかった微生物は、海底の岩石が水と反応してできる化学物質を栄

    地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2020/05/18
    エウロパやガニメデの海底にも貼り付いてそう。
  • 元祖スーパースプレッダー「腸チフスのメアリー」が残した教訓

    アイルランド出身の料理人メアリー・マローン。腸チフスが集団発生した際、初めて保菌者と特定された人物だ。メディアはマローンを「腸チフスのメアリー」と呼び、マローンの裁判と強制隔離は世間の注目を集めた。1909年ごろに公開されたこのイラストでは、マローンが頭蓋骨を割ってフライパンに入れている。(CHRONICLE, ALAMY) ジョージ・ソーパーはいわゆる探偵ではなかった。彼は土木技師だったが、公衆衛生の専門家のような存在になっていた。そのため1906年、米国ニューヨーク州ロングアイランドの家主が腸チフスの発生源の追跡に苦労していたとき、ソーパーに声がかかった。その夏、家主はある銀行家の家族と使用人にロングアイランドの家を貸していた。8月後半までに、この家に暮らす11人のうち6人が腸チフスに感染したのだ。 ソーパーは以前、ニューヨーク州の職員として感染症の調査を行っていた。「『エピデミック・

    元祖スーパースプレッダー「腸チフスのメアリー」が残した教訓
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2020/03/23
    メアリーがもし今の時代に生きてたら病巣の摘出に同意していたかもしれない。
  • 2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種を発見、レア

    新たに発見された先史時代の爬虫類、ディナモスクス・コリセンシス(Dynamosuchus collisensis)。2億3000万年前の三畳紀に生息していた。その背中は2列の皮骨で守られていた。(ILLUSTRATION BY MÁRCIO L. CASTRO) ブラジル南部の山の麓で、発掘された岩塊を調べていた古生物学者のロドリゴ・ミュラー氏は、珍しい骨を見つけた。爬虫類や両生類のうろこの下層に形成される板状の骨、皮骨だ。 「驚きました。ブラジルでは、これまで一度も見つかっていなかったからです」と同国サンタ・マリア連邦大学に所属するミュラー氏は話す。思いがけない発見があった発掘現場は、最古級の恐竜が闊歩していた場所としても知られる。(参考記事:「最古級の肉恐竜を発見、完全に近い姿、ブラジル」) 氏は慎重にブラシで土を払い落とすと、無傷の頭骨や他のいくつかの骨の化石が姿を現した。これらの

    2.3億年前のワニに近い動物「偽鰐類」の新種を発見、レア
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    kogumaneko335 2020/02/08
    昔は泣く子も黙る食物連鎖の頂点だったのに「ワニの剥製を失敗した」と言われてしまう今。
  • ベスパを改造するインドネシアの若者たち 自己表現とスクーター愛と団結と 

    インドネシアの通りはバイク乗りで溢れ返っており、彼らはムッとするような熱帯の空気の中、渋滞の道路をすり抜けて走っていく。人口の85パーセント以上がスクーターを所有しているこの国には、イタリア製のスクーター「ベスパ」を愛好する人々の、世界最大級のコミュニティが存在する。ここよりもベスパ・ファンが多い場所は、国イタリアくらいのものだろう。 「ベスパのことを知らない人はいませんが、愛好者コミュニティに加わっていない人たちには、わたしたちがどんな人間で、何をやっているかは理解できないでしょう」。ベスパの熱心なファンで、仲間からは「ブレーキ・シャロン」の通称で呼ばれているデルビスはそう語る。 彼らにとってベスパは単なるバイクではなく、ライフスタイルそのものだ。それは個人のパーソナリティの延長線上にあるものであり、大胆な自己表現の手段なのだ。 (参考記事:「中国、地方都市の縮小とそこに暮らす若者たち

    ベスパを改造するインドネシアの若者たち 自己表現とスクーター愛と団結と 
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2019/12/30
    原型留めてなくて「ベスパじゃなくても良くね?」感が。。
  • そのローマ教皇の死体はなぜ裁判にかけられたのか

    フランス人画家ジャン・ポール・ローランスが描いた死体裁判の一場面。フォルモススは教皇服を着せられ、被告人席に座らされている。(PHOTOGRAPH BY BRIDGEMAN/ACI) そのローマの漁師は、よほどたまげたに違いない。伝説によると、哀れな漁師がテベレ川で引き揚げたのは、元ローマ教皇フォルモススの死体だった。死後9カ月経った亡骸を掘り起こして裁判にかけるという、カトリック教会史上類を見ない異常事態の主役となってしまった教皇だ。その死体を川で見つけるなど、いったい誰が想像しただろうか。 フォルモススが死後に受けた屈辱の物語は、9世紀後半にイタリアで繰り広げられた権力闘争を象徴する歴史の一幕である。 当時の教皇のリストを見れば、ローマとバチカンはキリスト教の説く協調とは程遠く、いかに混乱の時代にあったかがわかるだろう。西暦872年から965年の93年間に、ローマ教皇は24回も交代した

    そのローマ教皇の死体はなぜ裁判にかけられたのか
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2019/11/26
    ローマ教皇の死体が掘り返されたのを初めて知ったが9世紀というと日本では菅原道真が生きていて、イスラム王朝が全盛期の時代になるのか。凄い昔の話だ。
  • 地球最北の熱水噴出孔、深海4千mで生命見つかる

    オーロラ熱水噴出孔フィールドで見つかったガラス海綿と、その上を泳ぐ赤いエビ。(PHOTOGRAPH BY OFOBS, AWI TEAM) どこまでも続く氷原や、ところどころに突き出た氷塊はまるで陸地のようだが、グリーンランドの北の海に陸地はない。それを示すように、ノルウェーの砕氷調査船「クロンプリンス・ハーコン号」が、北極海の海氷を砕きながらゆっくりと進んでいた。 ノルウェー領スバールバル諸島にある町ロングイェールビーンを出港してからここへ到着するまで、予定よりも長い時間がかかってしまった。ところが、米ウッズホール海洋研究所のクリス・ジャーマン氏はせっかくの絶景に見とれることもなく、海底から送られてくるライブカメラ映像を一心に見つめていた。 ジャーマン氏らが画面に映るのを待っているのは、海底に開いた裂け目から漆黒の深海へ噴き出す超高温の水煙だ。ガッケル海嶺沿いのオーロラ熱水噴出孔フィール

    地球最北の熱水噴出孔、深海4千mで生命見つかる
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2019/11/26
    エウロパの氷の下の海にもこういう生き物たちが存在してるのかと思うとワクワクする。
  • 【解説】地球のプレート運動、14.5億年後に終了説

    ハワイのマウイ島にあるプウ・オ・マウイ噴石丘。(PHOTOGRAPH BY DESIGN PICS INC) 地球のプレート運動は、すばらしい芸術作品を生み出している。地球に山と海があり、恐ろしい地震や激しい火山噴火があり、今この瞬間にも新しい陸地が誕生しているのは、プレート運動がずっと続いているからだ。 しかし、永遠に存続するものなどない。 プレートを動かしているのは、その下にあるマントルの熱対流だ。しかし、時間とともにマントルの温度は下がり、やがて、地球全体を覆う“ベルトコンベア”の運動は停止する。そのとき、炭素循環も、長い歳月にわたって生物進化の原動力となってきた地質活動も終息する。 このほど、国際地質科学連合の会長で、中国地質大学の地質学者である成秋明氏が、プレート運動が終わる日が訪れる時期を予想した。成氏の計算によれば、終わりは約14億5000万年後にやってくる。太陽が膨張して赤

    【解説】地球のプレート運動、14.5億年後に終了説
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2018/09/03
    14億年後は地球に既に海が無くなって砂漠惑星になってるとか(参考:Wikipediaの「地球の未来」)
  • 虹色の恐竜が見つかる、ハチドリ似の構造色

    1億6000万年前の獣脚類の恐竜Caihong jujiの想像図。現在の中国北東部で見つかった。(ILLUSTRATION BY VELIZAR SIMEONOVSKI, THE FIELD MUSEUM) 中国で、虹色に輝いたであろう恐竜の新種が発見された。化石の保存状態は非常によく、頭と胸は現在のハチドリに似たきれいな羽毛に覆われていたと考えられている。 このような鮮やかな姿には、現在のクジャクの尾のように求愛やコミュニケーションの役割があるのかもしれない。この恐竜は鳥に似た体形で、飛行に使えそうな羽のほか、頭にとさかもついていた。(参考記事:「羽毛恐竜に鳥のような翼を発見、とさかも、始祖鳥以前」) 1月15日付けで学術誌「Nature Communications」に掲載された論文で、この羽毛恐竜はCaihong jujiと命名された。中国語で「大きなとさかのある虹」という意味だ。

    虹色の恐竜が見つかる、ハチドリ似の構造色
    kogumaneko335
    kogumaneko335 2018/01/18
    鳥の先祖が見つかる日も遠くはなさそう。