クルマの業界ではいま、クラウンの話題で持ちきりである。正直だいぶ意外に感じた。クラウンやカローラは、とっくにオワコン扱いになっており、もうかつてのように人々の興味を惹かないのではないかと思っていたからだ。 そもそも当のトヨタ自体が、ワールドプレミアのYoutube Live の閲覧者数(確か8万人と言っていた)に驚き、業界を代表するYouTuberの皆様もまた動画再生回数にホクホク顔である。 筆者は筆者で、連載枠を持っているあらゆる媒体から、是非「クラウンで!」と依頼が殺到中で、さながらクラウン祭りである。すでに『Goo-netマガジン』に予習編を書き、発表会当日にはテレビ愛知で現場から生解説もやった。さらに、25日売りの雑誌『CAR and Driver』にがっちり解説を書いている。そしてこの『ITmedia ビジネスオンライン』の打ち合わせでは「マツダCX-60の短期集中連載くらいの勢
地球温暖化の一因とされる二酸化炭素(CO2)削減のため、国内外で自動車をガソリン車から電気自動車(バッテリー式電気自動車、BEV)にシフトする動きが進んでいる。メディアも、自動車各社の新型BEVの動向を報じており、いつの間にか人々に「次世代自動車=EV」という認識が浸透しつつあるように感じる。 そうした動きがなぜ出ているのかと疑問を感じた記者は、このほど開催されたトヨタ自動車の記者会見で、豊田章男社長に「世界はなぜEV一択なのか」と直球質問した。豊田社長の回答とは? 回答全文とともに、社長の思いをまとめた。 「カーボンニュートラル達成のための敵は炭素。内燃機関ではない」 記者の素朴な疑問に対し、温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる「カーボンニュートラル」(CN)達成のため、豊田社長がまず明言したのが「CN達成の敵は炭素」という点だ。
日本でも自動運転バスやタクシーの運用が少しずつ始まり、ホンダは大手タクシー会社と連携し、GMらと共同開発する自動運転車両を使用したサービスを2020年代の半ばを目処に開始することを発表した。自動運転の運用を検証する実証実験は、全国各地で数年前からかなりの数が行われており、既存の車両を自動運転に置き換えることをそれほど難しくないところまで来ているように見える。 だが本当の意味で自動運転が当たり前になるには、一緒に道路を走る他のモビリティを含めて安全性を確保する新たな交通システムの構築やルールづくりが必要になる。そうした未来に向けた第一歩となるような実証実験が、先日大阪の舞洲で行われた。 「レベル4を見据えた自動運転車両を核とした次世代交通システムの実証実験」は、2025年に開催される大阪・関西万博(以下、万博)で活用予定しているさまざまなタイプの次世代モビリティを一元管理するための課題を抽出
iPhoneにタイヤをつけたようなクルマ」と表現されるTesla。IT・ビジネス分野のライターである山崎潤一郎が、デジタルガジェットとして、そしてときには、ファミリーカーとしての視点で、この未来からやってきたクルマを連載形式でリポートします。 今回は、Model 3やEVについての小ネタ集です。ちょっとした疑問点や気がついたことについてModel 3オーナーの目線で語ります。 ワンペダルドライブはブレーキいらず Teslaは、アクセルペダルの操作だけで、かなりの範囲で速度コントロールが可能です。アクセルオフで完全停止まで可能なので、通常走行においては、ブレーキはたまにしか使いません。少し強めの制動や緊急対応が必要な場合にしか踏む必要がないのです。もちろん減速時にブレーキランプは点灯します。 信号待ち等で止まると自動的にホールド状態になるので、やはりブレーキは踏みません。右足を踏み換える必要
トヨタ ノア/ヴォクシー、日産 セレナなどが激戦を繰り広げるMクラスミニバン市場。その一角を担うホンダ ステップワゴンは2022年1月7日(金)、2022年春の正式フルモデルチェンジに先駆け、内外装のデザインが先行公開された。 そこには、コンセプトカーのようにシンプルな新しいステップワゴンの姿が! ボクシーでスクエア、そして力強いデザインがとても新鮮に映ったのだ。 この記事では、新型ステップワゴンのデザイン面にフォーカス。新型ステップワゴンに込められた、ホンダの心意気について、デザイナーインタビューなどを通じて紐解いてみたい。第一回目は、エクステリア担当のデザイナーに話を伺った。 「新型ステップワゴンに込めた想い」について、内外装やパッケージングの各担当デザイナーの方々にお聞きしてみた。 まずは、株式会社本田技術研究所 デザインセンター オートモービルデザイン開発室 プロダクトデザインスタ
渋滞の中で定速走行を続ける車が話題に ©s.narisawa/stock.adobe.com 本記事は2021年10月26日に公開した内容を一部編集したものです。 首都高速中央環状線の山手トンネル内で発生した渋滞の中、前車との車間距離を大きくとって低速で走行を続ける軽自動車の動画がSNSに投稿され、「渋滞吸収車だ」と話題になりました。 「渋滞吸収車」がなぜ車間距離を大きくとって低速で走行を続けているのか、その目的と効果を紹介します。 「この先渋滞●km」渋滞の長さはどうやって調べている? 「渋滞吸収車」は後続の渋滞を緩和する ©disq/stock.adobe.com 渋滞が発生するとき、一般的には車1台から2台程度の車間距離で前車の動きに追従し、前車が停止すれば停止、発進すれば発進という運転が繰り返されます。 前車の動きを見てから操作がおこなわれるため、前車が1秒停止すると、その後ろの車
東京オリンピック(2021年7月23~8月8日)、パラリンピック(同8月24~9月5日)が終了し、1週間あまりが過ぎたが、都内でよく見かけた、あの派手なステッカーが貼られたクルマたちはどうなるのだろうか? そこで、さっそく調べて見ると、大会運営に使用されたトヨタ車が今、中古車市場に大量に流れているのを発見! ちなみに大会に使用された車両はなんと2700台あまり。 はたして、オリ・パラで使用された車両はすべて中古車として販売されるのか? そして、どんな車種がいくらで中古車市場に流通しているのか? 自動車ライターの加藤久美子氏が追った! 文/加藤久美子 写真/加藤博人、トヨタ、ベストカーweb 【画像ギャラリー】五輪で使用されたプリウスPHV、ノア/ヴォクシー、アルファード、カローラツーリングなど2700台がラッピングそのままで中古車市場へ
ホンダはグローバル生産体制の見直しにあたり、国内の主要工場のひとつである狭山工場の閉鎖を決定。これにともない、同工場で生産するオデッセイ、レジェンド、クラリティ、この3車種を、2021年いっぱいで生産終了することを国内販売店に通知した。当編集部では、この情報の整理と今後の見通しを取材した。 文/ベストカーWeb編集部 写真/HONDA、ベストカー編集部 【画像ギャラリー】 さよならオデッセイ…いいクルマでした……年内生産終了のオデッセイの雄姿を画像でチェック ■なななんと…2021年3月には国内販売店に生産終了を通知済 大変迂闊だった。もっと早く知ることができた情報でした。この点、今回のニュース報道が遅れたことを読者の皆さまへ謝罪したい。 ホンダが狭山工場の閉鎖と、それにともなう販売車種の整理(ここでは2021年内いっぱいでのオデッセイ、レジェンド、クラリティの販売終了を指す)を各ディーラ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く