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当ブログの読者の方なら「どの話?」ってことはないと思うので前フリは省略。 犠牲者非難というのはほとんどの犯罪類型について生じうることだと思うが、性犯罪の場合に特に起きやすい*1。犠牲者非難に留まらず加害者について「元気があって良い」((c)太田誠一)などと言いだす輩が出てくるのも性犯罪に特徴的なことだと言えよう*2。で、そうやって被害者を非難するお歴々がでは刑事事件の被疑者や刑事被告人、さらには受刑者の人権擁護に熱心かというと、まったくそんなことはないのである(もちろん一般論として、だが)。 彼らにとって「強さ」というのはそれ自体道徳的な善であり、「弱さ」は道徳的な悪である。一般的には犯罪者は“意志が弱い輩”であって道徳的にも悪い奴らであり、そういう輩に対して「強い」態度に出ることは道徳的な善である。ところが性犯罪、とりわけ痴漢なんぞと違って強姦の場合は事情が違ってくる。(性暴力の原因が性
注意※今日のエントリは、性的な表現を含みます。 性的な話題が苦手な方は不快感を覚えると思いますので、読まないでください。 注意2※「強姦」等の言葉を使います。 そういう話題は不快な人は読まないでください OK, なんか盛り上がっているので参戦してみる。 僕の見る限りでは、発端はこれ。 強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ 強引に一言で要約すると、 「強姦されたくないなら深夜に一人で出歩くな、ふともも丸出しのスカート履くな」 という曾野綾子さんの文章にブチギレ状態らしい。 曾野綾子さんの文章もあまり感心できたものではないけど、はっきり言ってid:Francesco3さんのむちゃくちゃな論よりは ずっとマシっていうか、まだ理解できる範疇だと思う。 要するに、曾野さんの言いたいことって、 1.犯罪に巻き込まれないために防犯上の意識を高めよう 2.私は慎みのない(ミニスカート履くとか深
性を盗むのはなにが悪いんでしょうね、どうすれば理性を保てるでしょう、と、わたし(性を盗まれた者)に聞くことの意味をかんがえてくれ - フランチェス子の日記フランチェス子には申し訳ないんだが、彼女の記事の主題とは直接関係ない。 フランチェス子の記事に「感情的だ」「理性的でない」「冷静さを欠いている」「極論だ」といったようなコメントが(ブックマークを含め)多数ついている。当のフランチェス子は、それらに対し「冷静ですけど何か?」と対応している。 一般的なカジュアルなコミュニケーションであれば、「冷静かどうか」が論点だとすれば、☆:「あなたは冷静ではありません」★:「いえ、私は冷静ですよ」☆:「そうですか」で終了である。 だが、実際この手のレトリックにおける「冷静」「理性」というのは、疑似論点に過ぎないのである。この文脈では、「もっと冷静になるべき」という発言は、「まず一度冷静になって、それから、
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