格安SIMとSIMフリースマホの登場によって、ここ数年モバイルアクセス環境は飛躍的に向上している。テザリング機能を活用してスマホをモバイルルーター代わりに利用する人も多いはずだ。 しかし、スマホをモバイルルーター代わりに使うとさまざまな問題に直面する。まず、最も大きいのがバッテリー駆動時間だ。モバイル回線とWiFiを同時に利用するテザリング機能は、バッテリー消費が大きい。もちろん、スマホではOSやアプリが裏で動作し、定期的なデータ通信も行なわれているので、それらによるバッテリー消費もある。さらに、低価格SIMフリースマホはバッテリー容量が少ないものが多い。そのため、テザリング利用時はみるみるうちにバッテリーが減っていってしまう場合が少なくない。また、中にはテザリング利用時に発熱などで動作が不安定になる場合もある。つまり、スマホをモバイルルーター代わりとして利用するのは結構リスクがあるのだ。