「冬至」を祝福する国が世界には数多くあります。1年の中で一番寒い季節の始まりとされるこの日を祝うなんて、どうも訳なの分からないことです。しかし、人生を意味する「太陽」は古代人にとって、なくてはならないものでした。それゆえ、1年で最も長い夜をみんなで祝いながら、日の出を楽しみにしたのでしょう。 東洋で「陰陽」として知られている思想は、古代のインド・イランに共通するミスラ神(ミトラ)の信仰に相当するのかもしれません。イランのミスラ教において太陽は、契約・約束、友愛の神です。(ちなみに、古代ペルシア帝国と古代ローマ帝国が交流する中で、ミスラ教は西洋に伝わりました。西洋ではミトラ教と呼ばれます。この信仰がローマ帝国の統治下で発展したので、現在はミトラ教の方がよく知られています) ミスラ教の信者たちも冬至を祝いました。冬至を境に「光」が「闇」に勝つからです。冬至までは、夜がずっと長くなり、日が短くな
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