『繰り返される(科学)専門委の「原発の安全宣言」の不思議』 6月10日、関西電力大飯原発3、4号機の安全性を技術面で検証する福井県原子力安全専門委員会(委員長・中川英之福井大工学部長)が県庁で開かれ、政府が示した暫定的な安全基準を妥当と評価、『3、4号機の安全は確保出来ている』との報告書を了承した。 今回の政府が再稼動を目指す関西電力の大飯原発の『安全性』の確認問題は深刻で、歴史的な問題点を含みに根が深い。 同じ福井県の若狭湾にある2004年8月に美浜原発3号機で2次系配管が破断し11人が死傷する事故を起こし経済産業省原子力安全・保安院から運転停止命令を受けた関西電力のいわくつきの『福井県』原発である。 2003年(平成15年)に検査記録の改竄が発覚して、東電は全原発が稼動停止に追い込まれたが、所有する17基中過半数の10基が福島県にある。(世界最大出力の7基の柏崎刈羽原子力発電所は200