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2006年10月30日のブックマーク (1件)

  • 隠れていた事実が出てくる質問の仕方

    「業務理解」というと,システムの設計者やベンダーの業務理解のことを思い浮かべがちであるが,私は何よりもユーザー自身の業務理解に問題があると思っている。ユーザーたちは,日々,自分たちが行っている業務をどこまで理解しているか,あるいは共通認識を持っているか,という問題である。 要求定義プロセスで十分なヒアリングができる相手というのは決して多くない。場合によってはたった一人の現場担当者からすべてを聞き出さなければならないこともある。現場は多忙だというので,もっぱら部署長がヒアリングに応じてくれることもある。 ある部品メーカーの調達システムを見直すというので,購買部長の指名でHさんが要求定義に付き合ってくれることになった。私は,別にHさんを疑っていたわけではないが,隣の部署にいるTさんにこんな質問をしてみた。 「Hさんは,購買業務全体について何%くらい把握されてますかね」 Tさんの返答はこうだった

    隠れていた事実が出てくる質問の仕方