恋人同士なら性的関係を持つのが当たり前? 「真の男」は性にアグレッシブで、フェミニストは性に奔放であるべきか? 人は誰もが性的なのか? 「ACE」(エース)と自称する人たちがいる。性的に誰にもひかれない「アセクシュアル」の当事者のことで、「asexual」の冒頭3文字に由来する。性愛を当然のものとする社会は、エースというレンズを通すと、どう見えるのだろうか。 「フツーの恋愛、性愛ってなに?」。そう題された『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(左右社)刊行記念イベントが11月初め、東京都内の書店で開かれた。『ACE』は今春刊行された米国発のルポエッセー。個々の生き方を尊重する<真の性的自由>の実現を提起し、性の規範をめぐる問いにあふれた一冊だ。 イベントには合意の上で複数の人と恋愛性愛関係を築く「ポリアモリー」や、アセクシュアルの研究者らが参加。本の訳者で、クィア・フェミニ
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