昭和中期の1966(昭和41)年に建てられた近代的な外観の4階建てビルが廃屋になっていて、誰でも敷地内へ立ち入ることができるという。元々は野村総合研究所の鎌倉研究センターとして建設されたが、今は鎌倉市が管理している。このような遺構が、一般に開放されている事例も珍しいのではないだろうか。同市の公的不動産活用課に聞いた。 【写真】広大な森林の中に建っていた、近代的な研究所…空から見た全景 敷地は一般開放されているが建物へは立ち入り禁止広大な森林の中、ぽっかり空いた土地に建つ近代的なビル。正面入り口からの進入路は、途中でいったんループさせて、近未来感を演出しているように見える。 ここは鎌倉市梶原にある、旧野村総合研究所鎌倉研究センター跡で、1966年に建設された。1988(昭和63)年に移転して以来、長らく使われないまま廃屋になっている。 全国で廃屋になっている施設はいくつかあるが、建物の老朽化
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