字幕は「映画の足を引っ張っている」? 「デッドプール2」翻訳者が語る職業観 2018年6月8日 19:30 映像翻訳家の松崎広幸氏[映画.com ニュース] R指定ながら全世界で大ヒットを記録した異色のヒーロー映画の続編「デッドプール2」が6月1日に公開し、前作に負けず劣らず大ヒットを飛ばしている。その裏で、知恵を絞りに絞った人がいる。ふんだんに盛り込まれた外国語のジョークや、日本ではなじみのないもののパロディを、1秒4~6文字で伝えることを求められる字幕翻訳者だ。前作に続いて続編の字幕翻訳も担当した映像翻訳家・松崎広幸氏に、裏話とその職業観を聞いた。 ※この記事は「デッドプール2」本編の内容に触れています。 東京都出身の松崎氏は、1963年生まれ。幼少期から映画好きで、映画製作に興味を持っていたが、翻訳者になろうとは「まったく思っていなかった」という。早稲田大学第一文学部を卒業後、1年間