【読売新聞】 米マイクロソフト(MS)は27日、対話型AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を日本政府などに提供する体制を整えたと明らかにした。東日本にあるデータセンターを拡充することで、機密性の高い情報の処理を国内だけで行える
人の体温やパソコンなど小さな熱源を利用して発電し、ねじったり折り曲げたりできるシートを開発したと、奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)の河合 壮 ( つよし ) 教授らの研究チームが発表した。 耐久性もあり、日本や欧米で特許を申請。実用化すれば車のエンジンや工場の配管など、様々な熱を有効利用できるようになるという。 独科学誌「アドバンスト・ファンクショナル・マテリアルズ」電子版に論文が掲載された。 開発したのは、筒状になった炭素分子「カーボンナノチューブ」で作った布に「クラウンエーテル」という液体の有機化合物と塩化ナトリウムなどを染み込ませ、樹脂でパッキングした厚さ約1ミリのシート。カーボンナノチューブと有機化合物の相互作用で、太陽電池と似た性質を持つ有機半導体ができ、光の代わりに熱(温度差)に反応して発電する。 実験の結果、150度の高温に1か月間さらしても、ほとんど劣化せず発電でき
防衛省技術研究本部が開発した空飛ぶ球体のデモ飛行が20日、東京・江東区の日本科学未来館で始まった「デジタルコンテンツEXPO2011」で報道陣に公開された。 大きさは直径約40センチで、重さはわずか350グラム。遠隔操作で球体内部のプロペラを回転させ、水平、垂直方向へ自由自在に飛ぶ。最高時速は推定60キロ・メートル。ペットボトルなど身の回りにある素材を利用しており、製作費は11万円だった。 狭い建物内部にも入っていける小回りの利く飛行が最大の特徴。ヘリコプターのようにホバリング(空中停止)もできる。将来は偵察任務に使えそうだという。佐藤文幸技官は「原発事故のような人が近づけない場所での情報収集にも役立てたい」と話している。
英ヴァージン・グループが建設したスペースポートのターミナル。建物のガラスに宇宙船と母機、滑走路が映っている。(米ニューメキシコ州で)=山田哲朗撮影 【トゥルース・オア・コンシクエンシズ(米ニューメキシコ州)=山田哲朗】宇宙観光を準備中のヴァージン・ギャラクティック社は17日、米ニューメキシコ州南部の砂漠地帯に、宇宙船が離着陸するスペースポート(宇宙港)を完成させた。 同社を率いる英ヴァージン・グループのリチャード・ブランソン会長は落成式で「少数の開拓者が始めた航空産業のように、この美しい建物も時代を変える」と述べ、宇宙旅行時代の到来を宣言した。 同社の宇宙船は、乗員2人と乗客6人が搭乗する。飛行機の翼の下に取りつけて上空15キロ・メートルまで運んだ後、切り離してロケットに点火し、高度100キロ・メートル以上の宇宙空間まで上昇。再び大気圏に突入するまでの約4分間、無重力状態で窓から青い地球を
室町時代の明応東海地震(1498年)で、静岡県沼津市では津波が約36メートルまで遡上(そじょう)した可能性があることが、東京大学地震研究所の都司嘉宣准教授らによる調査で明らかになった。 新潟市で開催中の歴史地震研究会で17日、発表した。 国の地震調査研究推進本部によると、明応東海地震はマグニチュード8・2~8・4。静岡地方の津波による死者は約2万6000人と推測されている。 都司准教授らは、同地震の津波でヒラメがあがったという伝承が、沼津市戸田地区の平目平に残っていることに着目。現地で測量を行い、海抜36・4メートルまで津波がさかのぼったと考えられると結論づけた。 静岡県の津波対策はこれまで、1854年の安政東海地震をもとに行われてきたが、都司准教授は「明応の津波は、安政の3倍程度高い。1000年に1度の津波でも人命を守るには、明応の津波を考慮して避難所を設定すべきだ」と、見直しを求めてい
兵庫県立人と自然の博物館(三田市)は30日、同県丹波市の白亜紀前期の地層「篠山層群下部層」(1億1000万〜1億年前)から、長い爪が特徴の恐竜「テリジノサウルス類」の歯の化石を発見したと発表した。 1991年に熊本県御船町で発見されて以来、国内では2例目。同館は「世界でも発見例の少ない謎の多い恐竜。生態を探る上で貴重だ」としている。 見つかった歯は長さ7ミリ。テリジノサウルス類は後ろ脚2本で歩く肉食の「獣脚類」に分類されるが、歯の形から植物を食べて生活していたとされる。体長3、4メートルと推測される。 発掘調査に参加していた地元の恐竜愛好家の酒井将瑞(まさよし)さん(75)が1月下旬に発見。酒井さんは「石を割った瞬間、すごいと思った。ロマンに浸れました」と喜んでいた。 この地層では、国内最大級の草食恐竜「丹波竜」や肉食恐竜「ティラノサウルス類」などが見つかっており、7種類目となった。
自衛隊は20日午前8時20分から、4号機の貯蔵プールに初めて放水した。同日夜の放水と合わせ、消防車両10台が計160トンを放水した。 東京消防庁の緊急消防援助隊も20日夜、自衛隊の放水終了後、3号機の貯蔵プールに3回目の放水を始めた。19日に引き続き、高さ約22メートルの屈折放水塔車が自動操縦によって放水する。 3号機への放水作業は20日で4日目。17〜19日の3日間で、警視庁、東電分も合わせて計7回、約2600トンが放水された。 一方、自衛隊は福島第一原発の敷地内のがれきを除去するため、戦車2両を投入する準備を始めた。戦車は厚い装甲で放射線に対する防護力が高いほか、前部にブルドーザーと同様の排土板を取り付けることができる。陸自の駒門駐屯地(静岡県)の74式戦車2両が21日朝に現場近くに到着し、政府から要請があり次第、作業に着手する。
日本航空の経営再建を主導する企業再生支援機構が、会社更生法の適用による法的整理に伴い、日航の資本金の90%超を減資する方向で調整していることが9日、わかった。 日航は2010年3月末で8000億円を超える債務超過とみられており、普通株の価値はゼロに近いと判断。株主責任を厳しく問う方向だ。 東京証券取引所の上場規則では、100%に達しない減資なら時価総額が10億円以上であることなどを条件に上場の維持が可能だが、支援機構は100%減資して上場廃止とすることも検討している模様だ。 減資が行われた場合、既存株主の出資割合が大きく下がる。例えば99%減資の場合、1万株を保有していた人の株数は100株に減る。日航については、減資後に支援機構が公的資金で3000億円の増資を行う方向で、機構が筆頭株主となり再建を主導する。 日航の09年9月末時点の純資産は1592億円のプラスだったが、08年2月の増資で発
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