第2回 Raspberry Piスパコンで遊ぼう 自作したばかりのスーパコンピュータ上で、 第0回で動かした第一原理電子状態計算ソフトウェアPHASE/0を動かして遊んでみましょう。 この遊びの目的は以下の2つです。 ・自作スパコンでも「京」で動いている計算プログラムが動くことを確認する ・並列化により処理がどれだけ高速化されるかを確認する 「並列化により処理がどれだけ高速化されるか」に対して、まずあえてもっとも単純に予想すると「並列計算ノード数を増やすと、それに比例して性能も上昇する」となります。ノード数を倍にするということは計算に使えるリソースが倍になるということなので、ノード数に比例して処理速度も上がっていくのではないでしょうか。この予想が正しいかどうかを、これから検証していきます。 PHASE/0のインストール 今回使用するRaspberry PiはARMアーキテクチャのCPUを搭