徳島の「学校タブレット大量故障」にみる、GIGAスクールの“想定外” なぜそんなに壊れるのか:小寺信良のIT大作戦(2/2 ページ) 小中学校で導入された1人1台端末の修理費については、22年から23年にかけて大きな問題となりつつある。埼玉新聞が昨年報じた例では、埼玉県久喜市のタブレット修理代が、1000万円を超えたという。埼玉県全体の話ではなく、久喜市だけでの話だ。修理費に国の補助はなく、市の独自予算で対応するという。 1年間はメーカー保証が付くが、それ以降の修理に関しては有償となる。20年度から段階的に導入が始まった1人1台端末も、2年目、3年目に入った昨年から今年にかけて、修理費負担が目に見えて膨らんできたというわけだ。 2年目以降の端末修理費に関しては、これまた自治体単位で方法論がバラバラである。いち早く端末をそろえたかった自治体では、保険加入が後手に回り、修理代を自治体負担すると
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