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ブックマーク / jnapcdc.com (3)

  • “破壊者”フローレンスの動機

    ●  ●  > フローレンス・ナイチンゲールというと、一般的なイメージは「白衣の天使」「ランプの貴婦人」など、優しく慈しみ深い女性を思い描くことが多いのではないでしょうか。それは子どもの頃に読んだ彼女の伝記の記述が影響しているかもしれません。優しく美しく気高く、そして困難に負けない強い信念を持つフローレンス。そこから子どもたちの模範像たる「ナイチンゲール神話」が生まれました。 しかしもちろん、博愛と献身だけでは人の命を救うことはできません。女性は良賢母であることが望まれていたヴィクトリア朝時代、フローレンスは当時の社会規範を打ち破り、自ら行動を起こして理想を追い求め、権力に臆することなく闘い抜いた人でもありました。 「天使とは、美しい花を振り撒く者ではなく、苦しみあえぐ者のために戦う者のことだ」とフローレンスは語りました。19世紀末から20世紀前半に出版されたいくつかの伝記を通して、彼女

  • 「教養と看護」トップ

    教養と看護 | 編集部のページ | 日看護協会出版会   (C) 2020 Japanese Nursing Association Publishing Company.

  • 感染症医が読む『病院覚え書』

    F. Nightingale, Notes on hospitals. "Description A design for convalescent hospital arranged as cottages" (CC BY 4.0) 病院が病人に害を与えている!? フローレンス・ナイチンゲールが『病院覚え書』(Notes on Hospitals)を著したのは1859年のことである。「感染症医として、書について述べてほしい」という編集部の依頼を受け、私は第3版(1863年)を読んでみた。 ── 実に興味深い。 冒頭。いきなり、「病院がそなえているべき第一の必要条件は、病院は病人に害を与えないことである」とある。そして、こう続く。「とここに明言すると、それは奇妙な原則であると思われるかもしれない」と。 ナイチンゲールは「病院は病人に害を与えないこと」が第一の原則であると考えていた。そのこ

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