こんにちは。 開発チームのワイルド担当、まんだいです。 Linuxを触り始めて最初の頃は、apacheのconfigがどこにあるか、体感的に覚えて、何となく分かっているような状態という事があります。 Linuxのシステムディレクトリの構成や、各ディレクトリの名前、配置にはちゃんとした理由があって、それを知れば、もっとすんなり分かる事があるんじゃないかと思ったので、FHSについてまとめた記事をお送りします。 FHSってなんだ? FHSは「File Hierarchy Standard」の略で、Linuxのファイル構造の標準を定めたものです。 これを知ってLinuxのコンソールに入ると、なぜそのファイルがそこにあるのかや、見たいファイルの場所に当たりが付けられて、作業効率が上がるかも知れません。 このFHSは、大抵のLinuxディストリビューションで採用されているので、解釈に多少の差異はありま
こんにちは。 開発チームのワイルド担当、まんだいです。 前回の続きになりますが、残るディレクトリは/usr と /var だけになります。 ただこの2つ、なかなか仕様が細かく、まとめるのに時間が掛かりました。 /usr /usr は、読み込み専用の共有データの置き場所です。 /usr 以下のディレクトリ構成も明確に決められているので、こちらも見ていきたいと思います。 /usr/bin このディレクトリは最も重要なディレクトリとFHSでは位置づけられていて、システム内の実行可能なコマンド群が格納されます。 重要な点として、このディレクトリにサブディレクトリを作ってはいけないというルールが設けられている点でしょうか。 細かいルールとしては、perl、python、tclsh、wish、expectの5つのサブシステムがインストールされている場合は、必ず /usr/bin に実行ファイル、もしく
Linux独特の/usrとか/etcのディレクトリ構造ってどういったルールになっているんだろうと疑問を持ってググってたら辿り着いたのがFHS(Filesystem Hierarchy Standard)という仕様。 http://www.pathname.com/fhs/ 2012年9月現在のバージョンは2004年1月にアナウンスされた2.3が最新。PDFにして45ページの軽量なドキュメントだったので、ざっと読んだ内容をメモ。 FHSに書いてあること トップディレクトリ以下階層にあるべきディレクトリ/ファイルとオプショナルで存在するディレクトリ/ファイルの定義 それぞれのディレクトリ毎の用途/利用目的 これを理解すれば、例えばあるソフトウェアの設定ファイルはこのディレクトリにインストールされログファイルはこのディレクトリ以下に出力される、といったことが理解しやすくなる。具体的にはrpmでイ
ディレクトリを知ればLinuxが見えてくる Windowsを使っている人であれば、ディレクトリごとに役割や約束事があることはご存じでしょう。 アプリケーションをインストールする場合は、通常\Program Filesフォルダ下にサブフォルダを作ってファイルを保存します。Windows 2000であれば各ユーザー固有の設定は\Documents and Settingsフォルダ下にあり、\WINNTにはOS本体のファイルが集められています。各ユーザーが作成したデータの保存先は、ユーザー用の[マイ ドキュメント]であり、ちょっと詳しい人ならこのアイコンの実体が\Documents and Settings\ユーザー名\My Documentsであること、好きなフォルダにマッピングし直せることも知っているでしょう。 しかし、WindowsからLinuxに移行した途端、いままでのセオリーはまったく
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く